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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 12

眼鏡をかけていて、その奥の切れ長の涼しげな目を細めながら微笑を浮かべている美女。
西の都の細工師。
服装は紺色のを法衣をまとい、きわめて地味だ。
しかし、その下の体つきは見事なものだった。
腰まであるストレートの黒髪と色白の肌を持つ、女性である。
彼女は椅子に座って脚を組んで目の前の客人に話しかけていた。
彼女の目の前には、怯えたような三十代の人妻らしい女性が立っている。
「旦那の借金はチャラにしてあげるかわりに何でもする約束だったわね」
「……はい」
「全部、下着も脱いで」
言われた人妻がおずおずと全裸になる。
「健康には支障はないようね。少し痩せてる感じだけど問題ないわ」
部屋の床に仰向けで寝そべるように細工師は人妻に言うと、部屋の棚から、いかがわしい形状の道具を取り出してきて、ぺろっと舐めた。
「それは……」
「まだ試作品だけど、気持ちよくさせてあげられるはずだから安心して」
肉棒を型取った木製の道具だが、表面に細かい象形文字のよいな彫刻が施されてある。
「入れる前に濡らしておかないとね。目を閉じて誰もいないと思って自慰して」
「ええっ」
「できないなら話はなかったってことで」
「……わ、わかりました」

細工師はいかがわしい肉棒の形の道具を持ったまま、再び椅子に座って人妻の自慰を微笑を浮かべながら見つめていた。
「……ん……くっ……はぁ……」
頬を紅潮させて、人妻が声を殺して自慰をしている。指先で乳首を転がし、股間をまさぐる。
「もう濡れたかしら」
細工師は人妻のそばにしゃがむ。
人妻の手首をそっとつかんでどけると、細い指先でわれ目をなぞる。
くちゅり、くちゅっ、くちゅっ。
卑猥な湿った音をさせて細工師が人妻をなぶる。
「あっ、ううぅっ、んっ……」
「そろそろいいわね」
細工師は道具の先端を舐めて自分の唾液で濡らすと、ずぶずぶと疑似肉棒を挿入した。
「どうかしら、旦那よりいいでしょ?」
疑似肉棒を奥まで突き入れ、抜けるギリギリまで素早く引かれて人妻が悶える。
「ああっ、いいです。気持ちいいっ、あぁっ!」
「もっと激しくしてあげる」
細工師が呪文を詠唱する。
「あひいぃっ、あぁああぁっ、あああっ!」
人妻が背中を弓なりに反らして、ビクッビクッビクッ、と痙攣する。
「呪文を詠唱しないでも使えればいいんだけど。ありがとう。それはあげるわ」
人妻は股間に疑似肉棒を入れられたまま、快感に茫然となった。
すぐに立ち上がることができなかった。
人妻が立ち去ったあと、細工師は気分を落ち着かせるために書斎に向かった。
細工師アゼル・フェルマー。
神聖教団の中で異才と呼ばれる若き術師。
まだ十九歳の乙女だが、実力では現在の神聖教団内では追随する者はいない。
彼女は女性信者たちからの絶大な人気を集めるシスターである。
貞淑であれと躾られてきた女性たちの鬱積した性欲を発散させて、心の負担を軽くする。
それがアゼルの方法である。

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