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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 96

貴婦人達は、子宮に精液を貯めたまま昼食会に出席していた。
彼女等は、配偶者と白々しく会話をしている。
夫への愛情は少年に打ち砕かれたので、全く盛り上がらない。
公然と妻や娘、姉や妹を寝取られた男達の表情は、冴えなかった。

ぷんぷんと、女達から濃厚な精液の匂いが漂っているのだ。
何事もなかったと思う、能天気な男は一人も居ない。
彼らもメイドや領民に対して、何度も同じような事をしているから、良く分かるのだ。
それでも避妊魔法のおかげで、平静さを取り繕うことができた。
数ヵ月後に、出産奴隷宣誓をしながら種付けされたと聞かされて、気も狂わん状態になるのだが。


昼食を終えた少年は、これからどうしようかと思案した。
町の祭り会場に乱入して、公開種付けでもしようかと考える。
祭りの主で英雄である彼なら、多少の乱交は黙認されるどころか歓迎されるはずだ。
単なる竜退治の英雄だけではなく、豊穣の女神の代言者なのだ。
妻や肉親を差し出せといわれたら、嫌がらずに大喜びで提供するだろう。

そんな事を考えていたら、竜の襲来を察知した。
王都から、助けを求める願いが届いたのだ。
残念ながら、これでお開きにするしか無い様だ。
王都の竜を退治して、とんぼ返りで後夜祭に乱入しても良いかも知れない。

豊が王都に転移すると、牡竜が上空で旋回して、挑戦の雄叫びをあげている。
町には火を吐いてないようだ。後で自分の縄張りにするから、荒らさないのだろう。
相手の高度が低いから、核撃の魔法は使えない。使ったら王都が吹き飛んでしまう。

豊は高速飛行の呪文を唱えた。魔力次第で音速を超える魔法だ。
ただし、衝撃に耐える防護魔法も必要なので、凡人には使いこなせない。
豊の魔法は、人間基準なら伝説級だし、魔力の強さも化け物だ。
音速の壁は障害にならない。

勝負はあっけなかった。圧倒的に少年の機動力が上だったのだ。
魔力が同じなら、飛行魔法は質量が軽いほうが有利になる。
挑戦者は、慌てて人間変化しようとしたが、手遅れだ。

高機動で回り込んだ豊が、アカツキで翼の関節を切り飛ばした。
亜音速飛行していた竜は、錐もみ状態で落下した。
数十トンの質量が激突したので、直撃した小さな農場は壊滅状態だ。
首の骨を折って瀕死の竜に、少年が止めを刺して、戦闘は終わった。

王城の資料室に行き通りかかった女中にエリル呼んでもらい5分後エリルがきて竜の飛来方角を教えてもらった地図上で計算していたら「手紙が来ていたですが、獣臭がするのよねー」「竜につかまてっいた獣人の子達だろう」「ふーん、はい、手紙私もう寝るから」「ああ、ありがとうえーとなになに、私どもの部族の仲間を救っていただきありがとうございます、なにとぞお礼がしたいのでこちら来ていただけませんでしょうか メアル,ヒース」「明日まとめて行くか、えーと竜が飛んできた方向は海岸の近くか」

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