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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 73

コンコンお腹の奥を突き、やさしく撫でたりキスの雨を降らせるうちに、ようやく姫は落ち着いた。

可愛らしい少女姫の反応に豊はいつまでも可愛がり続けたいが、相手は姫ドワーフだ。
そろそろ種付けをしないと、処女喪失後の受精可能期間が終わってしまう。
受精可能期間が過ぎてしまうと、受精嚢は精液の進入を拒むようになるのだ。

そのような事情があるので、少年はラストスパートに入った。
少女と絶頂のタイミングを合わせて、激しく種付けを施すつもりなのだ。
姫の絶頂と同時に、子種が受精嚢口ではじけた。

注いだ液の量は、姫ドワーフに六百年間強い子供を与える質と量を備えている。
普通の人間では質はともかく、量を満足させることは不可能だ。
複数の男で輪姦して量を補うこともできない。
受精嚢で精虫を保存するときに免疫機構に負担がかかるのだが、複数の男の精液を注がれると免疫不全で病死するのだ。

他の六姫も豊はおいしく頂いた。体だけでなく、心までも貪り尽くした。
姫の性格の違いに応じて、可愛がり方に些細な違いがあったが、基本的に同じ流れなので場面描写は省略する。
夜が明け始める頃には、姫君全員が少年にドップリ依存して惚れ込んだ状態になっていた。

「侍従さん、終わりましたよ」
「お疲れ様でした。巡礼者様」
少年が呼びかけると、すぐに侍従が現れた。
彼は、お漏らしで寝台が台無しになると、隣の部屋に汚れていないベッドを用意するなど、そつの無い手助けをしてくれた。
不要なときは気配を絶ち必要なときは現れる、良い執事だと少年は思った。

「竜王との面会が有りますから、お急ぎください」
侍従が豊を急かす。
姫君たちと別れを惜しむ暇すら取れないようだ。
せめてシャワーは浴びたいのだけど、それも無理なのだろうかと少年は思う。

「さあ、お乗りください」
そこには、皇帝専用の御用列車が停車していた。
先代が崩御して、即位がまだだが豊専用列車になったのだという。
来た時のトロッコとえらく待遇が違う。

列車備え付けの浴室で汗を流し、ふかふかのタオルで水滴をふき取る。
ドワーフが手伝うと言っていたのだが、全力で断った少年だった。
用意された服の袖に腕を通すと、貴公子然とした姿が鏡に映った。
馬子にも衣装だと自分の姿を見た少年は思う。

次期皇帝に相応しい衣装として用意したのだろうが、簡素にして豪華である。
ドワーフ仕立ての見事な逸品だ。
お土産として用意された、ダイヤの首飾りがあつらえた様に調和する。
というか、調和するようにあつらえたのだろう。

特大のダイヤと、帯状ネックレス部にちりばめられた七種の宝石が見事な輝きを発している。
ダイヤと七色の宝石は、皇帝を暗示するのかなと、豊は推測した。
六時間でこれだけの細工を加工したのだから、真夜中なのにかなりの職人が動員されただろう。

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