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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 64

ざっと見て四百人くらいだろうか?
ドワーフの種族特性で、成人なのに10歳少々の少女にしか見えない。

「今年の分の、山岳領域の娘ですじゃ。他に六領域を加えた全てをお願いしますぞ」
そういう事だった。しかも、これは今年分で同数を毎年孕ませろとの命令だった。
まぁ、尻の孔にあ゛〜〜〜な展開が回避できるなら、万々歳だ。
相手はロリっぽくても、立派な成人。見事に相手を勤めて見せよう。と少年は思った。

ここで、ドワーフ女の仕組みを説明しよう。
姫ドワーフは生涯に一度だけ交尾して、精液嚢にザーメンを貯める。
そして蓄えた精液で受精して約六百年の間、出産を毎年繰り返す。
女が生まれるのは1回で、他は労働力となる男だ。いや、正確には労働ドワーフだ。
ドワーフにはチ○コがついていない、無性の存在だ。見た目は髭マッチョのホモだが、あえて性別を特定すれば女と言えなくもない。
生物学上の分類はともかく、誰が見ても髭マッチョ野郎なので、ドワーフは男の集団だと思われている。

髭マッチョのアマゾネス地下帝国である。なんだ、その毒電波は。と毒づきたくなる設定だ。
豊は労働ドワーフに生殖衝動が存在しないことを心のそこから感謝した。
髭マッチョに組み敷かれ、強制的に絞られるのは勘弁願いたい。

以上の話を総合すれば判ると思うが、ドワーフの生態は蟻のそれに近い。
違いといえば、他の種族の男と交尾する事だろう。ドワーフに生殖能力のある男は生まれないからだ。
労働ドワーフは生殖行動をしないものだから、ガチホモ疑惑に拍車が掛かる仕組みだ。
おまけに、めったな相手に種付けされる訳にいかないので、姫ドワーフの存在は徹底的に隠蔽されている。
姫の為なら、ホモの汚名をかぶる覚悟がドワーフにはあるのだ。

七領域それぞれで毎年四百人の姫ドワーフが産まれる。合計二千八百の女だ。
出産適齢期の女は、寿命が長いので約六百倍の百六十万人。
これだけのドワーフが地下で毎年産まれ、死んでいるのだという。

最大寿命がおよそ六百年だから、単純計算で総人口十億人に達する大帝国だ。
地上の人類と戦争になったら、無尽蔵の戦力で圧勝してしまう。
なにしろ、国民の殆どが戦闘に向いた筋肉なのだ。
奴等と戦って、ドワーフの筋肉津波を目撃した人間は戦意を喪失する。
それはもう、トラウマ物の光景だという。
更に、男がどれだけ殺されても関係なしに、どんどん産まれてくる。

合計十億人は計算上の人口だから、実数はもっと少ない。総人口は多く見積もっても六億人くらいだという。
男の働く鉱山は、非常に危険で死亡率が高く、天寿を全うする労働ドワーフは稀なのだ。
その代わり、姫ドワーフはとても大切にされる。
他の種族に見られる事は極めて稀。種付けを依頼するときだけだ。

姫が中途半端に孕まされると、六百年の殆どが不妊状態になるので、めったな相手とは性交をさせられない。

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