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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 6

そして、村から少し離れた村を見下ろせる高台に2人の人影があった「たっく、またあの村を襲うのかよこれで4回目だぜ」と男が言った 「仕方なかろう奴らは我らに歯向かう物、我が主の障害になるものはすべて消す」今度は女が喋った「でもよ、あれぐらいの村なら対して脅威じゃあないぜ」「その脅威じゃあない村を3回も攻めながら落とせなかったらのは誰?」「くっ」「それに、主があの村にこだわるのははあの村に5つの龍神の宝具の一つが有るからさ」
竜神の宝具とは、剣、盾、鎧、珠、指輪からなるものである。
昔、神が別の世界に行くときに残したとされている。
「とにかく、行くよ!」
「ヘイヘイ、わかりましたよ…。行くぞ…」
その声に反応するように怪物が集まるのだった。

その頃、豊は用意された部屋でくつろいでいた。
「長老さんにはやるって言っちゃったけど…」
彼は学校ではいじめられ、決して喧嘩が強くはない。だが心は優しく強い光りを放っている。
その心の光が彼をこの世界に導いたのであろう。
「…そろそろ寝ようかな。明日早いし…」
彼がベットへ入り目をつぶった時だった。
ドォーン
「な!」
急いで跳び起き廊下に出るとエリルとぶつかった。
「いたたたた…エリル大丈夫?」
「はい、大丈夫です!」
「そういえば…エリルの部屋ってずっとむこうじゃなかったっけ?」
「あ…えっと、それは…」
「それより爆発音しなかった?」
「そうです!急いで長老の所に行きましょう!また敵襲かも!」
というわけで長老の所に行く。
「長老!」
「長老さん!」
「おお、エリル、豊殿」
「いったい何があったんですか?」
「うむ…またあの男が攻めて来たのじゃ…」
「…あいつが」
エリルは外へと移動していく。その時のエリルの顔は普段の笑顔から想像出来ないくらい殺気がこもっていた。
「長老さん、もしかしてその男って…」
「うむ、エリルの両親を殺したのじゃ。だが殺したのは奴の部下じゃ」
「エリルの両親とあの男の軍団との戦いは互角じゃった。だが僅かな差でその男が勝った。奴はこう言った『次までに剣を用意しろ』と…」
「その剣って…」
「そう、竜神の剣じゃ…奴がいるときは建物は壊しても死人は出さなかった。だが奴がいないと死人が出る。」
「その男がいなくなった時に無防備だったエリルの両親はその男の配下に殺された、と」
「そのとうりじゃ、だが今回は男の他に女もいる。」
「危ないですね…僕も行きます!」
「うむ、だが竜神の剣を持っていくのは危険じゃ、こっちを持っていけ」
「これは?」
「エリルの父親が人型の時に使っていた物じゃ」

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