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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 35

大鍋一杯の水と干し肉と大麦に、簡易調理魔法で粥が完成した。
塩味の薄いデロデロの流動体で、とても不味いのだが、あっという間に完食した。

「〜〜〜っ!っ?!」
食料が必要だと理解した精霊たちは、それぞれキノコや果物などを採ってくる。
全て、強壮効果のある食材だ。

「本当に豊ってエッチだよね。機会を見つけたら必ずギシアン始めるんだから」
「でも、道行く女性を無差別に孕ませるよりは、ニンフを相手にするほうが平和かも知れませんね」
口々にぼやきながらも、エリルとアリスは料理に専念してくれた。

正しい意味と、間違った意味での酒池肉林が始まった。
食べ物の方の肉は、干し肉とクロウラーやリーパー、ワームの幼生体という、かなり微妙なラインナップだが。
女の肉は、極上品だ。
異種族の子種を搾り取って孕むことに特化した生殖器は、例えるものの無い名品だ。
一言で表すと、キモチイイ。他に表現のしようが無いくらい気持ちいい。

寝転んでいると精霊が群がってくるので、ガハハ笑いで王様気分に浸れる。
口移しで果実酒を飲ませてくれたり、両手両足に取り付いておっぱいと口で愛撫する歓待ぶりだが、情緒にかける。
肉体的には非常に気持ちいいのだが、交わりが動物的すぎて精神的には少し物足りないのだ。
ナリサさんみたいに、駄目、赤ちゃんできちゃうと叫びつつも体は正直とか、そんな感じが好きなのかも知れない。

それはさておき、ニンフは常人を数十年絞って、ようやく孕ませに成功する相手だ。
孕むためにお気に入りの男を捕まえてエロエロなことをするものだから、ニンフォマニア(色情狂)の語源になる奴らだ。
それを20体連続で相手にして生きているのだから、豊の精力はとんでもない領域に到達している。

生涯射精10人分以上を、1日で出し切った。
文章にすると一行だが、実際にはすごい量だ。匂いだけで孕みそうな気分になる。
食べたものを、全て精液に変換している。鹿干し肉が、全てザーメンに化けた。
精霊たちは大喜びして、強力な魔力のこもったアクアマリンやエメラルドを残してくれた。

日が暮れてしまったので、その日はその場で夜を明かすことになった。
殆ど進めなかったが、価値のある魔宝石を20個も入手できたので、差し引きで大幅な黒字だ。
アリスとエリルは湖で存分に水浴びして、眠りについている。

瞑想修行で、豊が魔力付きの宝石を手に入れたと話すと、役に立ちそうなゲート魔法を試すことになった。
6個のエメラルドで六芒星をつくり、アクアマリンの水の力で補助すると、ゲートが生成された。
剣の村へ移動して長老に挨拶したら、突然の訪問に驚いて目を白黒していた。

修行が終わって、少年は釣りの準備をしていた。
村でレース糸を補充してきたのでレース編みもできるのだが、湖でしか不可能な時間潰しもある。
サメ釣りに使うような巨大な釣り針に、金属製のワイヤーテグスを取り付ける。

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