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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 3

「僕は大丈夫。それで長老さんは?」
「わしじゃ」
声がした方を見るといかにも長老ぽい老人が立っていた。
「エリルから話しは聞いたな?」
「はい,大体の事情は…」
「では,引き受けてもらえるかの?」
「…力になれるかわかりませんが…やります…困ってる人はほっておけませんから…ですが僕は良いのですがなぜエリルのような女の子を選んだのですか?危険な目に会うのに…」
「主…」
「フム,恥ずかしながら魔力が一番高いのがエリルなんじゃよ。召喚の魔法もエリルしか使えないのじゃ。」
「そして召喚の種類によって主かしもべにわかれる。だから貴方が死ぬときは私の死ぬときです主よ。」
「わかりました。ですが二人だけで落下現場まで行くのは危険ではないですか?」
「うむ,それじゃが旅の途中で仲間を見つけてくれんか?あとわしらはお金しか出せんのじゃ…」
「わかりました。ところで何故人型になれるんてすか?」
「これはまあ,省エネモードみたいなもんじゃ。生活にも便利だしの」
「主よ,とりあえず隣の部屋に鎧と着替えを用意しましたので…」
「ありがとう」
と僕はエリルのいわれた通り、部屋の方へ足を進めようとすると、
後ろに彼女もついてきていた

「…なにやってんの?」
僕は聞くと、エリルはもじもじしながら
「実は、私、人間をみるのは主が初めてで…」
「うん…で?」
「それで…そのー」
「その?」
なんか、いやーな予感がするんですが。

「人間の体ってどうなってるのかなーって」
「は?」
「……だって!私たちも人型になるけど、本当に人間にそっくりなのかよくわかんないしっ
それに、主とは結構ながーいおつきあいになるわけだし」
「ちょっ、ちょっとまって……」

それって、結構問題発言だと思うんですが。
僕は思わず顔を真っ赤にする。途端、エリルが口元に手をやって笑い出した。
「ふ、ふふっふふっ…主よ、冗談ですよ。確かに人間には興味はありますが、それとは別です。それにしても主ってかわいいですね。そんなに真っ赤になって♪」
「ははは…もう意地悪!」
とまぁ和気藹々と僕達は隣の部屋に入った。
「主、はい、着替えですよ」
「あっ…ありがとう…」
着替えを渡されたが、何だかエリルの顔をまともに見れない。さっきは意外な言葉を言っているし…まだ心臓がドキドキしてる。

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