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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 20

心の中で愚痴る豊だが、実際に抗議をする勇気は無い。

「結合部から白濁液の漏出が見られます。挿入直後の暴発でしょうか?」
「典型的な早漏ですね。見込みがあるのはナニの大きさだけで、非常にがっかりです」
「ブーブー」
「聞こえますでしょうか?観客席からの大ブーイングです」
「ドラゴンドッキングしない射精は、卵作りの役に立ちませんからね」
(ううっ、昨夜も2回とも入れた直後に暴発だったんだよなぁ。『メガピストン』のお陰で、格好は付いたけど)
暴発を馬鹿にされ、いたたまれない気持ちになる。
「ハァ。やっぱり、僕は駄目人間だ。テクニックは無いし早漏から、魔法が無いと女の人を満足させられないよ」
自虐的な思考に沈み込む少年。
心を映すように、彼の逸物もうなだれている。
現実世界でいじめられていた原因は、この陰気な性格が原因なのだが、本人は自覚していない。

「しっかりしなさい坊や。男女の交わりは、テクニックだけじゃないの。まずは、相手と向き合いなさい」
「今の坊やのやっているのは、女体を使ったオナニーよ。ちゃんと抱いてあげなさい」
レフェリーのお姉さんと、アイダが助言する。
歳をとっているだけに、助言も的確だ。少年の性格をよく観察している。

「相手と向き合う…。そうだよね、僕、すごく失礼なことをしてた」
周囲の美女に気を取られて、目の前の女性に集中できていなかった。
改めて観察すると、相手は特級の美少女である。
一対一の状態で出会っていたら、一目惚れしていたに違いない。
そう思った途端に、下半身に血液が漲ってきた。

「精神的な軟弱さを克服すれば、化けそうな感じね」
「上手く導いて、育てないとね」
実況席のローズとアイダがコメントする。

(浮ついた気持ちで挿入したのは、勿体無かったな)
秘孔から処女血混じりの精液がトロリと流れ出すのをみて後悔した。
指で孔を広げて、処女膜の残骸を観察する。

「もう一度入れるね」
我慢できなくなって再挿入する豊。
(うわ、ヌルヌルなのにザラザラする)
夢中になってガツガツと腰を振り、肉棒を擦り付ける。
暴発せずに擦るのは未経験の心地よさだ。

「ほらほら、冷静になりなさい。肉欲だけで抱いたら駄目。心と体で繋がらないと」
ベシベシと少年の尻を平手打ちして、レフェリーが制止した。
テレサは目をつぶって、小刻みに震えている。

「怖がらせてゴメン。焦りすぎたね」
謝って、やさしくキスをする。
何度も指摘されたのに、また一方的な性交をしてしまった。
きゅっと抱きしめてやさしく髪を撫でると、少女は緊張を解いた。

「もともとテレサは彼に好意的だったみたいだから、ちゃんと向き合って交合を始めると馴染むのが早いわね」
「初めての牡に惚れるところは、テオドアの粗チンにぞっこんの誰かさんと同じよね」
ローズがブチギレて親子喧嘩が始まったが、交尾に夢中の若者達は気付かない。

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