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竜使いの少年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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竜使いの少年 19

「な、何?何事なんだ?卵の祭りって」
卵の祭りは普通の誕生パーティーだと思っていた豊は戸惑う。

「卵を仕込む祭りに決まってるじゃない。私は産んだ直後だから、参加しないけど」
料理をつつきながらエリルが言う。

「ふ、不束者ですが宜しくお願いします」
赤面して三つ指をつくテレサ。

「ちょ、ちょっと困るよ。そんな」
「照れずに黙って抱きなさい。竜は人間と違って、嫉妬しないから」
「男のワシらは、これで失礼するぞい。健闘を祈るぞ、婿殿」
引き出物の重箱を持って、男たちが帰宅する。

「さあ、こっちにいらっしゃい」
ぐずぐずゴネる豊はお神輿にされ、隣部屋のベッドまで運ばれた。
テレサがポイポイと衣服を脱いでベッドにあがる。
引っ込み思案だが、羞恥心に関しては平均的な竜族と同じらしい。

「まずは、テレサの処女を散らして卵を仕込んでね」
仕切り役の女性が豊を促す。
他の女性達は観戦用設置された階段席に陣取っている。

「仕方ない。やるか、『エクスタシー』!」
仕方ないとか言いながらいきなり魔法を使う、やる気満々の豊である。

「あ、魔法は禁止ね。 坊やは、テクニック練習が必要でしょ?」
レフェリーのお姉さんが教育的指導をする。

「あー、自分を強化するのはアリですか?」
「使用して良いですよ。使用しないと充分な精気を注ぎ込めないでしょうから」
「では、龍根〈ドラコン〉!!」
部分変化魔法のドラコンは生殖器を竜変化し、巨根化と精液増量の効果を発揮するのだ。

「おおっと、豊選手、いきなり巨根化です!坊やなのに凶悪なサイズです」
「死者を鞭打つのも何ですが、テオドアの粗チンに比べると活躍が期待できますね」
「処女をささげた相手なので、粗チン呼ばわりされると、むかつくんですけど」
「アレを食べたら、意見が変わるわよ」
実況役は、亡夫に少しは思い入れがあるらしい。

「解説のアイダさん、豊選手が取るべき戦術はずばり、何でしょうか?」
「まずは緊張を解すところから手をつけるべきでしょうね。テレサ選手は内気ですから」
「我が娘ながら、消極的で困るんですよね」
「あなたも昔はあんな感じでヘタレだったわよ」
「…実況はローズ、テレサの母。解説はアイダ、祖母で中継しております」
二人とも外見年齢は20代半ば。母子なのに姉妹に見える。
(後で祖母、母、娘の三世代丼を喰って見たいな)
と、むっつり助平の豊は思う。

実況に気を取られ、注意力散漫な状態なので、キスをしてもしっくりこない。
キスを終えて、次はどうしようと思案する。
『エクスタシー』の効果で前戯不要になっているので、すぐに挿入することにした。

「おおっと!いきなりの合体攻撃です」
「『エクスタシー』の効果が残るうちに繋がる方が、無難ですからね」
(リングサイドで騒ぐのは止めてほしいなぁ。気が散るよ)

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