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大淫者の宿命星
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大淫者の宿命星 4

一緒にシャワーを浴びているうちに、また勃起してきて、俺自身も驚いている。
フェラチオ、騎乗位、バックで三回出しているわけで今までだったら大満足で寝てしまうところだが……。
「それは、すけべだから」
彼女はそう言って、にっこりと笑う。
「お願いがあるんだけど……」
バスロープ一枚でソファーに座って、俺がコーラを飲んでいると隣に座った彼女が言う。
「ん、なに?」
「腕まくら、してほしいな」  
照れながらそう言われて、なんか俺まで照れた。
「私も喉かわいちゃった。一口ちょうだい」
残り全部飲んでいいよ、と言いながら彼女に缶を渡すと、彼女がこくこくとコーラを飲んだ。
バスローブ一枚で胸元がちらっと見えるのを何気なく気にしている様子とか、なんかジュースの缶を両手でしっかり持って飲んでるのとかを、煙草をくわえながら見ていた。
「どうしたの?」
「なんか、かわいい人だなって思っただけ」
彼女の女性らしいしぐさに、俺はなぜか、なごんだ気分になっていた。
シーツのシミの上にタオルをかけて、俺は彼女のご要望の腕まくらをして寝そべった。
俺より年上のはずなのに、腕まくらをしていると彼女のほうが年下みたいに思えてくる。
「なんか、しあわせ」
彼女が俺の胸板のあたりに顔をくっつけて、満足そうなので何も言わずにいる。
なんかボディーソープの匂いがいい。
手をのばせば、バスロープの下は裸なわけで、彼女の乳房をまた触りたくなってくる。
でも、微笑して目を閉じている彼女の「しあわせ」を邪魔したくない気もして我慢する。
部屋は空調もきいていて温度は快適。
俺の股間はソファーでくつろいでいるときは少し落ちついていたのに、また勃起している。
ぞくっ、とした。
彼女がふっ、と俺の耳に息をふきかけたからだ。さっきまで、そのまま寝そうな雰囲気だった彼女が体の位置をずらして、俺の耳を甘噛みした。
「今度は私が気持ちよくしてあげるから、さわったり動いちゃダメだからねー」
彼女はそう言うと、俺の首すじをチロチロと舐めてくるので、俺は「はい」と返事をしてじっとしていることにした。
彼女は俺のバスロープの紐をほどいた。首すじから鎖骨のあたりにキスして、舐めまわし、そのあと左右の乳首をちゅっ、れろっ、ちゅっ、と愛撫した。
「乳首って男の人も勃つんだね」
それだけではない。くすぐったいような快感がわき上がり、股間の勃起が痛いぐらい勃起する。
「ねぇ、これ、しゃぶってほしい?」
勃起を優しい手つきで撫でながら、彼女は言うと濃厚なキスしてきた。
彼女の舌が俺の舌にねっとりと絡みつく。
俺が彼女の乳房をバスロープの上から揉むと、彼女はキスを止めて、俺の手を軽く叩いた。
「さわっちゃだめでしょ」
「はい……」
彼女は俺の乳首を舌で弾くように転がして、舐めていない乳首のほうは指先でこねまわす。
「気持ちよかったら、声出してほしいな。気持ちいいってわかるほうが、うれしいから」
俺はあえぎ声が出そうになると、必死に我慢していたのだが、どうやらばれていたらしい。
彼女の手が俺の内股のあたりを撫でまわす。
俺は少し脚を開いた。
彼女は乳首から脇腹やへそまで舐めて、俺の下半身を愛撫し始めた。
「もっと脚を開いて」
言われたとおりに、脚を開くと結構はずかしい。
彼女は脚のつけねのあたりに口をつけて、舌を小刻みに動かして舐めまわした。
こんなところも気持ちいいとは知らなかった。
ああ、王様ってこんな気分なのかもしれない。
勃起したものは、さわさわと撫でられるだけでスルーされて、内股の柔らかい部分を舐められたり、指先が触れるか触れないかぐらいの絶妙なタッチで撫でられると、気持ちいい。

優しいのに、艶かしい愛撫。
舐める舌づかい、肌の舐めまわしかた。自分のやりかたとは少しちがう。
そのちょっとした気づかいでこんなに気持ち良さがちがうのか、と反省した。
「ん、んっ、ふぅ……」
彼女は乳房を自分でつかんで、寄せて谷間を作り、俺の勃起を挟んだ。
上半身を使ってパイズリをしてくれている。白い乳房の谷間から、俺の勃起の先端が出たり隠れたりするのは見ていると、かなりエロい。
彼女は自分の乳房の谷間と俺の勃起によだれを、サラダにドレッシングをかけるみたいにたらして、すべりがよくなるようにした。
彼女の肌のしっとりとした汗ばみと、よだれが愛蜜のようだ。乳房の柔らかいのに弾力がある谷間に挿入しているような感触だ。
「はぁ、はぁ……出そうになったら教えてね」
何より上半身を揺らして一生懸命に愛撫している彼女の様子が、けなげでそそる。頭を撫でてほめてあげたいような気持ちになる。


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