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エッチな魔族たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エッチな魔族たち 5

男の目が怪しく赤く光るが一瞬だったので、ユーリも妖精も気づかなかった。
男「いてて・。あれ?あれは夢だったのか?」
男がゆっくりと立ち上がった。
ユーリ「大丈夫ですか?少し休んだ方がいいですよ。」

「いや、大丈夫だ。」

サラリーマンは服に付いた砂を払いながら、私の手をかり立ち上がる。

「……!私のカバンを知らないか、あの中には仕事で使う大事な物が入っているんだ」
「えっ、カバンですか?えーっと……」

探し物を頼まれた私は辺りを見回す。
電柱の影に投げ出されたカバンが転がっているのを見つける。

「あっ、あれじゃあ無いでしょうか」

私はカバンに近づき拾い上げる。
ごく普通のサラリーマンが持ち歩くカバンで、特に変わった所も見当たらない、平凡なカバンだった。


「おお、それだ、ありがとう」
「いえ、どう致しまして」

サラリーマンは礼を言うと、私からカバンを受け取り立ち去った。
それと共に魔族の気配の残滓は綺麗に消え、追跡が不可能になった。

「気配が消えた、何処へ逃げたのかな?」
「居ないものは仕方ないわ、波長は覚えたでしょ、次現れた時仕留めましょう」

その日はそれ以上の追跡を諦め私は家路についた。

その翌日、私が通っている学校に新任の男の先生がやってくるみたいです。
教室がざわついている。
ユーリ(この人、サラリーマンじゃなくて、先生だったんだ。)
私の目の前には昨日会った男が教壇に立っていた。
「初めまして。俺の名前は日野敦(ひのあつし)といいます。よろしくお願いします。」
女子生徒の誰かが言った。
「ちょっと、カッコ良くない?」

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