異色の瞳 98
「了解…先行っててくれ」
「あんま遅くなんなよなぁ〜」
ドア向こうのセフィルと気怠そうに会話をし、一通り終わると上体を起こし、まだ硬いままのペ○スをフィウの胎内からズルリと引き出す。
それと同時に、先程放った精液が溢れ出してくる。
ゼロはソコへそっと人差し指と中指を入れ、精液を掻き出す。
そして、粗方掻き出すと、綺麗にして服を着させてあげる。
ゼロも服を着ると、フィウが回復するまでの間、まどろんだ時間が訪れ、心地良い時が流れる。
「お待たせ」
「遅ぇ〜よ!」
ゼロ達が顔を出した途端、セフィルから激しい突っ込みが入る。
「んで、取り敢えずユーリが覚えてる事を教えてくれ」
ゼロが適当に陣取り、腰を下ろすと、ユーリに早速の質問をする。
「解った」
ユーリは、そう返事をすると話し出した。
どうやら組織があり、何処かに集められ、商品となる様に調教され、売られて行くとの事であった。
集められている場所は、逃げるのに必死で覚えていないとの事だが、時折外部から客と思われる人間が出入りしていた事もあったそうだ。
「って事は、客のフリをして行けば、簡単に入り込めるって事か?」
「そんな簡単に入れたら、マズイんじゃね?」
「何かしらのセキュリティーがあるって考えた方が良さそうだな」
ゼロとセフィルとディークの討論が始まり、作戦会議へと変わっていく。
「んじゃぁ〜取り敢えず情報集めて、引っ掴んだら客のふりをして潜入。組織内部の様子を偵察して、場合によってはそのままブッ潰す!」
結構行き当たりバッタリな感じだが、作戦が決まる。
「善は急げで、飯食ったら早速情報収拾から始めるぞ」
「了解」
「ちなみにこれは、僕とセフィルとディークさんの三人でやる。エレン達は、もしもヤル達の事がバレた時の護衛役って事で頼む」
「解った」
流れが決まり、手早く夕食を済ませると、男三人は街外れの繁華街へと出掛けて行く。
「ぉおッ!スッゲェー!」
繁華街と言っても色街なだけあって、店と言う店から妖しげな雰囲気が漂っている。
店先では呼び込みの男が通行人に声を掛けていたり、直接女性が客を連れ込んでいたりしていた。
「手分けした方が良さそうだな」
ディークがゼロとセフィルにそう告げる。
「俺はこっちを攻める。お前等は一緒にあっちを攻めろ」
「解った」
「了解」
ディークと別れ、二人は探れそうな場所を探す。
だが、収穫の無いまま時間が過ぎていく。