PiPi's World 投稿小説

異色の瞳
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 86
 88
の最後へ

異色の瞳 88

「そりゃぁ確かに厄介だな…。何か見分け方とかは?」

ゼロが腕組みをしながらレースに問うが、首を横に振られてしまう。

「残念ながら、見た目では解らない場合が殆どです。唯一『匂い』しか見分ける時の判断素材が無い…と言った感じになります…」



「匂いかぁ〜…。僕はそんなに鼻良くねぇ〜かんなぁ〜…」

ゼロが言いながら後ろにパタリと身体を倒す。

今夜も綺麗な星空が広がっている。

「でも、私たちより鼻が利くじゃない?」

フィウは以前、血の匂いを察するスピードが自分達より早かったのを覚えていたらしい。

「っても、微妙な匂いの差しか無いからなぁ…」

ゼロはレースに近付くと、匂いを嗅ぎはじめる。
勿論レースの膝の上で丸くなっているヤルの匂いも。
そして、その侭フィウの匂いも嗅いでいく。


「ん〜…やっぱり微妙な違いしか解んねぇ〜んだよなぁ…」

ゼロが元の位置に腰を下ろし、胡座をかきながら腕を組み、頭を傾げる。

「微妙にでも解るんでしょ?それで何とかならないの?」

フィウも何か策が無いかと頭を悩ませる。

「多分…人が一杯居るトコだと、匂いが紛れちまうかもしんない…」

そのまま良い案が出ずに時が過ぎる。

中にはヤルやレースを連れて行く案もあったが、万が一があると危険な為、スルーされていった。



そうこうしているうちに、時間だけが過ぎて行った。

星空の下、ライムが言いだした。

「なあ、ゼロ、今日は俺としてくれよ。」

「いいけどよ、どうしたんだ?」

「いつもセフィルに力使わせて悪いから、たまには・・・な。それにさ。」

なんだかライムの様子が変だ。

「まあいいや、抱いてやるよ。」

2人がキャンプを離れると、ライムが小さな声で話しかけてきた。

「実はさ、セフィルには黙ってたけど、男同士だとエネルギー補給の効果が低いんだよ。
「なるほど、そういうことか。」

ゼロはピアスを外しながら、

「その木に手をついて俺に尻向けるんだ。」

ヤり慣れたライムの尻穴は、ひくついてゼロを待っていた。

「いくぞっ。」

「うっ。」

ゆっくりと侵入するゼロ。ライムはそれを受け入れていた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す