異色の瞳 81
そこを浅く強く刔られると、フィウの身体が跳ねる。
「偶にはこんなのはどう?」
ゼロは言い終わると、左手でクリト〇スを弄り、右手はア〇ルを弄り始めた。
「いやぁッ!だッ、め…ぇ…変ッ…ちゃぅッ…!」
それから間もなく、フィウの一層甲高い悲鳴が響きわたった。
「良かった?」
絶頂を迎え、脱力したフィウの膣内をゆっくり往復しながら、ゼロは妖しい笑みをうかべて聞く。
「バカ…」
「ありゃ?ご機嫌斜め?」
「……」
フィウはそっぽを向いて口を尖らせている。
そんなフィウの頬に、ゼロはキスをする。そして首筋から乳房へと移っていく。
「やッ…ゼロ…何かッ…いつもと…」
「セフィルの調べてる時に、そういう本も色々あったんだ」
にぱッと乳房の間からフィウを見上げて言う。
「バカ…」
「バカで結構」
そう言って、フィウの乳首に吸い付く。
ゆるゆると動かす腰に強弱を付けるとフィウは甘い悲鳴を上げ、ゼロにしがみ付く。
「…ん?」
ゼロが、ふと動きを止める。
階下が騒がしい。
「フィウ。今日は、これでおしまい。何か嫌な感じがするんだ」
名残惜しそうな表情をするフィウの頬にキスをすると、ゼロはペ〇スをフィウの胎内から引き抜き、手早くフィウと二人分の後始末を手早く済ませる。
コンコン
ドアがノックされる。
ゼロとフィウは服を着終わったところである。
「誰?」
ゼロのその一言で、フィウは固まる。
何時もと違う声。
殺気が篭った声。
「どうしたの…?ゼロ?」
「しっ!静かに…」
小声でフィウへ囁くゼロ。その目はしっかりとドアを見つめ、小さな隙も無かった。
フィウは軽く頷きゼロの背後で構える。
再び軽くノックがされて、ドアの向こう側から女性の声がした。
「あ、お休み中申し訳ございません。宿の手伝いの者ですが、お手紙をお預かりいたしましたのでお届けに参りました。」
「…分かった。」
ゼロが鍵を外し、ゆっくりとドアを開く。そこには使用人の服を着た女性がいた。
「あ、この人ここの宿の人だよ。私何度か見かけたもん」
と、フィウがゼロに耳打ちをする。
ゼロは女性に軽く笑顔で返した。
「ありがとう。手紙は?」
「あ、はい、ここに…」
女性が手紙を渡そうと腕を動かした瞬間、ゼロが素早くその女性を切りつけた。
目にも止まらないような速さで女性の体から血が吹き出る。
「きっ、きゃああっ!ゼロ!なんてことを!?」
フィウが叫ぶ。
「フィウ、静かにしろよ。こいつは…人間じゃない。」
「えっ??」