異色の瞳 76
「セフィルが…」
ゼロが駆け寄ると、そこには横たわり体を痙攣させながら射精を続けるセフィルがいた。
翌々見てみると、陰嚢が倍以上に膨れ上がり、蠢いている。
「さっきの虫か…」
咄嗟にゼロは己のペ○スの先端を、精液を出し続けるセフィルのペ○スの先端に擦り付け、高速で扱き出す。
「待ってろよ…今助けるからな」
暫く扱くと、微かに声を上げ、ゼロが射精する。
勢いの弱いセフィルの射精を押し退け、ゼロの精液がセフィルの尿道を逆流していく。
睾丸まで達したのか、陰嚢が暴れ出す。
すると、セフィルのペ○スの先端から先の虫がはい出てくる。
「ファイオ」
全て出て来たのを確認し、フィウが炎で焼き消す。
虫が出て来た事で、セフィルの痙攣は止まり、射精も止まった。
「んじゃぁ僕達は、コイツを運んで面倒見てるから、温泉楽しんで来て」
笑みを浮かべて優しく言い放つと、セフィルを担ぐ。
「でも…心配だし…」
フィウが心配そうに呟くが、ライムが「大丈夫」と言い切るので、余り気が進まないながらも、湯舟へと消えていった。
「セフィル、まだ目ぇ覚まさないね…」
フィウが呟く。あれから夜が明け、また夜になるが、セフィルは規則正しい寝息を発てているも、意識が回復しないでいた。
「ぁぁ…相当犯られてたみたいだからな…」
ゼロがフィウに返す。フィウは心配そうにセフィルを見ている。
「ゼロ兄ちゃん」
セフィルに気を取られていたせいか、ライムが部屋に入って来ていたのに気付かず少々驚くが、返事を返す。
「ちょっと…いい?」
ライムが申し訳なさそうに言ってくるのを珍しく思いながらも、後を追う。
廊下に出て部屋の戸を閉める。
「あのさ…その、セフィルがあんなんじゃん?」
「んまぁな…」
「その…そろそろ時間なんだよ…」
「ん?何の?」
「精液…」
「ぁあ、そっかぁ〜」
「そっかぁ〜じゃなくて、セフィルの代わりに俺に精液下さい!」
「えッ!?あッ!そっかそっか」
「ゼロ兄ちゃん鈍すぎだよ…」
「悪ぃ悪ぃ。んじゃぁ僕の部屋でするか」
ライムが呆れる横で、ゼロが謝ると部屋へと入っていく。
「ぁ〜…んで、どうする?」
コッ恥ずかしい事に気付いたゼロが、ライムに問う。
「ん?取り敢えず早く済ました方が良さ気だから、入れていいよ」