異色の瞳 71
ジュクッジュクッ、パンパンと響く音。
フィウの体を駆け巡る快感。
(ん、もう…ゼロったら…)
それ以上の思考は停止した。快感に身を任せ、頭が空っぽになったフィウはゼロの唇を奪う。ゼロも応え、ディープな口付けと激しい運動を繰り返した。
フィウの両足を肩に掛け、フィウの表情を見ながら犯したり。
うつ伏せにさせ、ヒップの谷間から挿入したり。
抱きかかえ激しく下から突き上げたり。
…いつにも増し一段と激しいゼロ。
「あ!ああっ!やぁあぁあ!!すごい、ゼロ!私…!!」
「んっ、はぁぁ、い、イけよ!フィウ!!ほらっ!ほらっ!!どうだ!!」
「ああ!!やっ!ゼロ、ゼロぉぉぉ!!!!いっちゃうーー!!!」
「ぼ、僕も…もうっ!!!!フィウ!!!!!」
ドプッと溢れ出す精。今まで何度かゼロと交わったフィウも分かる。今までよりも遥かに多く、そして濃い。
ゼロのモノが入っているにも関わらず、隙間から溢れ出るほどだった。
「…っはぁぁぁぁ…」
「…ぁぁぁぁぁ」
重なる二人。汗を滲ませたお互いの顔を見つめて口付けを交わした。
少しずつ緩くなっているモノを引き抜くゼロ。フィウの穴からは白い液体がドプッと溢れ出した。
「…ぁ、…ごめん…フィウ…」
「…何で謝ってんの?ふふっ」
照れているのか謝っているのか微妙な表情をして、ゼロは服を整えた。フィウも名残惜しそうに自分の体内から出た液体を吹き上げる。
「今日は凄かったね♪」
「…ぅるさいなぁ」
窓の外は相変わらず大雨だ。
「ぅおーい!ゼロ入るぞー!」
暫くしてゼロ達の部屋に入ってきたセフィル。
「お?何だ昼寝中か?」
「ばーか、寝てんのはコイツだけだ。」
ゼロはベッドに腰掛け荷物を弄っていたらしい。その隣ではフィウがスヤスヤと眠っていた。
「こんな昼間からフィウ何で疲れてるんだぁ??」
「ど、どうだっていいだろ!それよりなんだよ!」
ゼロの様子はお構いなしにセフィルは答えた。
「あ、そーそー!温泉行かね??俺らこの村に来てまだ一回も入ってねーじゃん!!」
「そういえばそうだなー」
「なっ!雨の日の露天風呂とか風情あるぜー!!」
外を見て、ゼロも答えた。
「じゃ、行くか!晴れたらまた出発しなきゃいけないし」
「よーし!決まり!じゃあ他の奴らも呼んでくるぜぃ。あ、フィウは寝かせといてやれよ、女性陣はあとから行くみたいだし」
「あぁ…」