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異色の瞳
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異色の瞳 70

それを軽く避ける。

「はははッ!ちょっとからかっただけだって。怒るなよ?」

「……」

「…フィウ?」

「……って……もん…」

「??」

「だって身体が疼いちゃった…だもん……こんな身体になったの、ゼロのせいだからねッ!」

恥ずかしいそうに、でも、切なく感じる。

「…ごめん…ちゃんと僕が責任とって鎮めてあげるから、許して?」

「許すも何も…」

爆弾発言をしてしまったと気付き、恥ずかしさのあまり、ゼロを見れない。

「始めから怒ってないもん…」

ゼロがキョトンとする。
そこへフィウはゼロに寄り掛かる。

「ゼロ…こんな私の事好き?」

ゼロは大きく息を吐く。
フィウはドキリとする。今まで聞きたくても今一つ聞けなかった事。
自分はただゼロの欲求を満たすだけの道具なのか。
この一つの質問にフィウの不安が幾つも詰まっている。

「僕は…」

ゼロの優しい声が聞こえると、身体がピクリと反応する。

「ちゃんと一人の女の子として好きだよ。この間ハッキリ解った。フィウは他の奴には渡したくない」

「…ッ!?」

「フィウこそ、僕の事好きなの?」

唐突にフィウに投げる。
あたふたとしながら、暴走寸前な様子のフィウ。

「まっ前にも言ったじゃない……好きって…」

尻窄みになる語尾に、ゼロの悪戯心が擽られる。

「良く聞こえないから、もう一度言って?」

「なッ!?何よッ!前は人と戯れるの何か嫌いって言ってたのに…」

「フィウは特別だから…何か…温かい…」

ゼロが振り返り、フィウを優しく包み込む。
そして耳を甘噛みしながら吐息を吹き掛ける。

「ちょッ!ゼロッ!ぁッ貴方変よッ!」

「僕は…普通だよ…?」

ゼロの右手がフィウの乳房を弄び、左手が股間へと伸びていく。

「ぜッゼロぉ…」

首を回し、ゼロを見ると、左の蒼眼が淡く光を帯びている。
(ゼロの左目…魔龍の目…キレイ…。そういえばティムさん言ってたな…龍族は繁殖力が強いって…。ゼロ、性欲旺盛だもんね…)
「ひゃあんっ!!!!」

ゼロの瞳を見つめながら考え事をしていたフィウ。しかし脱がされた下半身にゼロのモノが当たり…我慢できないという勢いでゼロが貫いてきたのだ。

「ちょっ、ゼロ…ひゃ、ああああっ、ぜ、ゼロ、激しい…」
「ごめんな、フィウっ!!!僕止まんないっ!!」
「やっ!!ああ!あはああ!!」


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