異色の瞳 66
レオナを抱きしめ、腰を打ち付けていく。
形は人間…しかも自分の半分ほどの年齢にしか見えない女の子。
人間では無いと分かっていても、その小さな罪悪感のおかげで更に快感が増す。
「レオナちゃん、ボク、僕そろそろっ…」
「はぁ、はぁ、ううっ、凄く気持ち良いよぉぉ!快感だよ!エレン君、頂戴…欲しい〜〜!!」
「はぁ、はぁ、い、イクよ、レオナちゃんっ、僕っもうっ!!!」
「エレン君、きて!レオナの中にちょうだい!!エレン君の精液ちょうだい!!!」
「んぁああっ」
エレンが腰を深く突き、同時にレオナの中にエレンの精液が放たれた。
エレンはうっとりとした顔で余韻を楽しんでいる。
幼い二人は汗だくになり、抱き合っていた。
その後服を整え皆が普通に戻ったが、やはりどこかぎこちない感じだった。ぎこちないままの雑談やトランプが過ぎ、外が夕日で赤くなった頃…。
「…よし、森を抜けた」
デュークの声に皆が目を合わせる。
「ホント?」
「お、マジだ!!!」
馬車の外には草原が広がっていた。
後ろの方には巨大な黒々とした森。
「アレを抜けてきたんだよな〜」
「すっごい綺麗な夕日ね…」
「草原、ヤル、走りたい」
思い思いの言葉で感激するメンバー。
しばらく走ると、明かりや煙がポツポツと見え始めた。デュークが言っていた村らしい。
「…着いたぞ」
日も暮れかけた頃、小さな村に入った。
馬車はそのまま宿へと進んだ。
小さな宿、しかし野宿の旅で疲れていたメンバーにとって、ふかふかの布団や暖かい手料理は極楽以外の何ものでもない。
それぞれベッドや椅子に腰を下ろし、くつろぐメンバー。
「…明日だが。」
デュークの言葉に皆注目をする。
「…明日は一日、この村で休む。…食料や水の補給もあるし、馬も休ませねばならんからな。」
「おーぅ!賛成!」
「…明日はゆっくり休め。疲れを取っておくんだぞ」
そう言うと、デュークは宿を出ようとした。
「ちょっ、デュークさん、どこ行くの!!」
「…村長に挨拶に、な。これから先のルートや情報を仕入れておきたい。…この村は小さいが酒場や温泉があるらしい、お前らも少しは羽目を外して良いぞ」
と、宿を静かに出て行った。