異色の瞳 54
そのままセフィルは不て腐れ、一人、泳ぎにいってしまう。
その頃、ヤルは皆から離れてもぞもぞとしだした。
忌まわしい思い出。頭から記憶は消せても、身体の記憶は消せず、求め始める。
ゼロの巨根に、快楽を教え込まれた身体が本能的に求めているのだ。
「ヤル。どした?急に居なくなってよぉ」
隠れてたつもりが、ゼロにあっさりと見つけられてしまう。
「ヤル…変…タスケテ…」
ヤルの普段とは違う状態にゼロは困惑する。
そしてヤルの股間に目を移す…。産毛がまばらなソコには、膨張した少年の証が天を指していた。
「や、ヤル、お前…どうした?」
戸惑い困惑しながらゼロが質問する。
「ヤル…変。ゼロの…見た、大きい。シたい…」
ヤルはまるで少女のような表情でゼロを…ゼロの身体を眺める。
あの成金に捕らえられ、凌辱された。忌まわしい記憶のはずが、思い返すとなぜか身体が熱くなる。ゼロの大きなソレで…大好きなゼロにサれたい…。
ヤルはゼロに抱き付いた。
その状態のままで、ゼロは暫く考えるも、元々考えるのは得意でない為、直ぐに観念する。
「分かった。けど、僕は男同士でまともにヤッた事無ぇ〜から痛くても知らねぇぞ?」
抱きしめ返すと共にゼロが言う。
「ヤル…ゼロ、大好き…だから…いい…」
ヤルが一層強く抱きしめてくる。
好き好き連呼され、慣れないゼロは、むず痒さを覚えつつも近くの茂みにヤルを連れ込み、優しく押し倒す。
「流石に馴らさないとキツイよな…?」
独り言の様に呟くと、優しく愛撫を始める。
ヒトの姿になっても、己が狼である事を示す獣の耳、薄い産毛に包まれつつも主張する胸の果実、獣である事をいやがおうにも実感させられる、ふさふさとした尻尾。
どれも優しく愛撫し、お互いの気分を高めていく。
そして、ヤルの幼いペ○スへと移る。
産毛に包まれつつも、真っ赤な先端が露出し、透明な蜜を垂らして期待している。
その期待に応えるべく、透明な蜜を亀頭に塗り広げる。
「ん…ぁぁ…」
ヤルの切ない吐息が一層強くなり、色が混じる。
そしてゼロは、フィウがいつも自分にしてくれているのを思い出し、見様見真似でヤルにしてあげる。
先端を舐め上げ、くわえ込む。口の周りに当たる産毛がむず痒く感じるも、堪える。
「ぁあッ!ゼロッ!」
不思議とヤルのペ○スをくわえる事に抵抗はなかった。
ただ単に、愛撫の一環として、流れ的にやっているのか、はたまたゼロもヤルの事が好きになっていたのか。
「ヤル、ゼロの…する」
ゼロがヤルを跨ぎ、69の体勢になる。
ヤルはゼロのペ○スを撫で、見つめると嬉しそうに頬張る。