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異色の瞳
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異色の瞳 42

「じゃあ、私達と一緒に来ない?」と、フィウがレースに言う。
レースはその言葉に返事を返そうとすると

「人間と一緒、ヤルやだ!」

大人しくなったと思っていたヤルが猛反発してきた。
その言葉に一同沈黙する。どう説得するか悩んでいるのである。

「あッ!!」

セフィルが突然閃いたかの様に声を上げる。

「人間が嫌なら人間じゃない奴ならいいんだよな?」

突拍子も無い一言に、フィウは困惑してしまう。
と、いうよりもその場の三人とも混乱していた。
そんな中フィウが当たり前の事を聞く。

「セフィル!私達の知り合いに獣人なんて…」

その質問を待ってましたの如く

「ゼロがいるだろ?」

フィウは一瞬納得してしまうが、容姿容貌は殆ど人間と変わらないゼロである事に、直ぐに否定に変わる。

「どうやって証明するのよ?」

「目ぇ見れば分かんだろ」

適当な返答にフィウは全てを投げ出したくなる。

「そんな適当な…」

呆れるフィウを余所にセフィルは話しを進める。
半強引に話しを進める形になり、レースもだが、ヤルがかなり混乱している様子で、ゼロに逢う事になった。




すっかり暗くなった部屋の中で二人は裸体を晒していた。

「なッなぁ…エレン…どどどっちでする?」

半ば裏返った声でゼロはエレンに問う。

「ゼロさんの好きな方で…どちらにしても、ゼロさんのだと痛そうですし」

苦笑いを浮かべ、エレンがゼロに言う。

「なはは…悪ぃ…」

「優しくお願いしますね」

エレンが微笑みゼロに言う。
ゼロは緊張を隠せないままエレンの顔に近付き…そっと唇を重ね合わせた。そしてベッドにゆっくりと押し倒す。
一度顔を離し、自分の下の裸体を眺めた。
小柄で真っ白な肌が月明かりで余計に幼く見える。

「…男に戻すの勿体ないくらい綺麗だぞ、エレン…」

「複雑なセリフですね。…でも、僕男の子だから」

「分かってる。い、いくぞ…」

ゼロはエレンの前の割れ目を指でゆっくり撫でていく。たまに浅く入れてみると、エレンの身体がビクッと弾けた。

「…これが、女の子の身体なんですね」

「う、うん」

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