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異色の瞳
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異色の瞳 31

そこに、フィウとネーア、それにネーアの母が現れた。

「もう大丈夫ですか?それにその服は?」

「ええ、魔物に襲われて落とした荷物を拾いました。ところで今の光は、どうしましたの?」

母親が答える。質問も発したがかなり不安そうだ。

「お兄ちゃんは?」

ネーアが叫んだ。

「一応、救い出しました。ですが・・・。」

そこでゼロが目を覚ました。

「うう・・・・・・。そうだ、あいつはどうなった!」

我に返って叫ぶゼロ。

「僕のときと、同じです。」

意識のない少年、いや、少女を抱きかかえたエレンが答える。
「あ!お兄ちゃん!」

「アル!」

2人は慌てて少女に駆け寄るが、状況を見て息を呑んだ。

「な、なんということ・・・・・。」

母親は両手で口を覆っている。

「な、なによこれ?!うう・・・うわああああ・・・・・」

ネーアはショックで泣き出してしまった。

「ネーアちゃん、落ち着いて、大丈夫、大丈夫だから!!」

フィウは慌ててネーアを抱きしめ、必死に宥めている。

「どうして・・・・どうして・・・アルは確かに男の子のはず・・・。」
その騒ぎの中、ようやくアルと呼ばれた子が目を覚ました。

「・・・お母さん・・・どうしたの・・・。」

「うっうっうっ・・・・。アル、目を覚ましたのね。」

そんなアルに、母親は駆け寄った。

「いいこと、アル、気持ちを落ち着けて、落ち着いて、よく聞いて。」

「うん・・・・。」

アルをだきしめ、母親は意を決して、言った。

「ああ、アル、いい子ね・・・。アル・・・あなた、女の子になっちゃったのよ・・・。」
「・・・・・・えっ??お母さん何言ってるの??」
アルはまるで信じなかった。だがそれも当然だ。いきなり自分は女の子になったと言われたら誰だってこんな反応をするだろう。
「この通りオチ○チ○も有る……」
彼の手は平になった股の感触を察知しそして驚く。

エレンの説明で母親もアルも驚く。
「問題は解き方ですよね……」
ネーアも落ち着いていると茂みの音がし四人は構える。しかし茂みからは傭兵騎士と思える集団が見えた。
「悲鳴が聞こえたので……大丈夫か?」
「まあ…その……」
ゼロもこうなると話すしかなかった。

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