異色の瞳 104
まるで天国のような快感だった。
ゼロのソコは男のペ○ス全体をキュウっと締め付けてきて、それでいて柔らかな肉壁が敏感な場所を刺激してくる。
無数の触手が蠢くように、まるで意志を持って動くかのように快感をもたらすのだ。
「こ、こいつぁスゲエぞ…」
中年も本音をこぼす。今まで犯してきたどんな少年少女よりも遥かに桁違いだった。
「くっ、もしかしてどんでもねぇお宝を見つけちまったか」
緩みきった表情で発情した獣のようにただただ腰を打ちつけ続けていた。
一方のゼロは悔しさで一杯だった。これまでに一度も汚されたことの無かったその部分が、いとも簡単に…しかもこのような人間の中年に弄ばれていることへの嫌悪感。それと、たかが人間と油断しきっていた自分の未熟さが嫌でたまらなかった。
地上ではセフィルとディークが建物の前に来ていた。
ゼロが入ってから1時間弱…建物に全く変化がないということはおかしい。2人は顔を見合わせる。
「ど、どうしよ…?ゼロのやつどうなってんだぁ?」
「…ふむ。ゼロにしては行動が遅いようだな…滅多な事は無いと思うが…」
ゼロは犯され続けていたが、少しずつ痺れが取れてくるのを感じていた。
そして、どさくさにまぎれてピアスの設定を「女」に切り替えた。
一か八か、相手を女性化できるかどうかに賭けたのだ。
そして、ゼロの口内と尻穴に射精された瞬間。
周囲は閃光に包まれ、全員が目を抑えて呻く。
そのどさくさにまぎれて、ゼロは逃げ出した。
「うわっ!目が!目が!」
ガン!
「痛ぇ!」
混乱し、目を押さえるもの、何かにぶつかって呻く者。
「あがっ!」
「畜生!」
女声の悲鳴も2つ混じっていた。
地上では。
「うっ!?」
建物から、閃光がしたのだ。
「何があったんだ!」
「まさか・・・・・・。」
セフィルとディークは強引に建物の中に飛び込む。
そして彼らは思わぬものを目にした。
「お、おい!ゼロ?!」
何とか彼らは、それがゼロであることには気づいたが、その精液まみれの酷い姿に驚愕を隠しきれなかった。
「とにかく出よう。すべてはそれからだ。」
ディークの言葉に、セフィルもゼロも応じ、彼らは建物の外へ逃げ出した。