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メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メロン・ワールド 77

ラグーナはイルジーマを一喝すると、強引に貝丞をお姫様抱っこして部屋を出た。

――数分後

貝丞が連れて来られたのは、ラグーナ、ミュラと誓約を交わしたあの部屋だった。ラグーナは部屋の中央にある大きなベッドの上に貝丞を下すと、壁にかかっている紐付きの首輪を手に取り、貝丞に差し出す。
『御主人様、改めてこのラグーナに、御主人様の所有物であることを思い知らせてください……』
「うっ……」
母性溢れる肉体を誇る、絶世の美女に上気した顔で言われて、十代の少年である貝丞の心は大いにぐらついた。
しかし、この部屋に来たのは別の目的のためだったはずだ。そのことは言っておかねばならない。
「あの、ラグーナ、君達のことを教えてくれるはずじゃ……?」
『はい……御主人様の慰み物となって、惨めに犯されながらお話ししたいのです。どうかお願いします……』
「…………」
相変わらず、注文の多い奴隷だった。とは言え、ここで貝丞が駄々をこねても始まらない。貝丞は首輪を受け取ると、留め金(簡単な構造で、初見の貝丞でも迷わず扱えた)を外して開き、ラグーナの首に着ける。
「……これでいいのか?」
『はい……これを』
ラグーナは、首輪に結ばれた紐の先端を貝丞に手渡す。それを貝丞が握ると、ラグーナは四つん這いになり、貝丞に尻を向けてきた。
『犯して、ください……』
後ろから犯されるのが、彼女の希望らしい。
――仕方がないな!
貝丞は後ろからラグーナに近づくと、左手で彼女のヒップを押さえ、半分勃起したペニスの先を女陰にあてがった。
「行くぞ」
『ああんっ!』
わずかに腰を前進させ、先端をラグーナに挿入する。すると膣は自ら意志を持つかのように蠢き、貝丞のペニスを奥まで引き込んだ。
「うぐうっ!」
それだけで射精しそうになった貝丞は、ラグーナのヒップにしがみつくようにしてこらえた。彼に獣姦の経験はないが、あたかも巨大な雌牛を犯しているような気分になる。
『あああ……御主人様に犯されるの最高……』
ラグーナがぐいぐいとお尻を貝丞に押し付けてくる。それを手で押さえて快感に耐えながら、貝丞は尋ねた。
「それで、どうなんだよ?」
『素敵です……今にもいきそう……』
「いやそうじゃなくて、ラグーナ達のことを教えてくれるとかどうとか……」
『あんっ、そうでした。私達の家系は元々……あうっ、王都でも指折りの権勢を誇った名家でした……あひいっ!』
「そうなんだ……」
この世界にはどうやら王様がいるらしい。そしてラグーナの家がかつて権勢を誇った、ということは、今は没落しているのだろうか。
「今は、どうなんだ……?」
『…………』
貝丞は先を促したが、ラグーナは何も言わない。
「ラグーナ?」
『御主人様……もっと積極的に凌辱してください』
「えっ? あっ、はい」
貝丞が慌てて腰を前後に揺すると、ラグーナはようやく続きを始めた。

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