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メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メロン・ワールド 76

普段の、あたかも戦の女神を思わせるような凛とした美貌は快感に歪み、随喜の涙が滴っている。成長し過ぎのスイカのような乳房の先端からは乳汁が噴き出し、だらしなく鈍角に開かれた両足の間の雌生殖器からは、受け止めきれなかった貝丞の精液がわずかに漏れ出していた。
食事の間、椅子とテーブルの役を務めていたメイド達は貝丞の股間に集結していた。交代で彼の肉棒に舌を這わせ先端を吸い、おこぼれに預かろうとする。ただ、貝丞が休むのを邪魔してはいけないと思っているのか、さほど激しい動きはしなかった。
「…………」
そして貝丞の真横には、ラグーナが仏頂面で座っている。最初は彼女が貝丞に膝枕をしようとしたのだが、あまりに豊穣な乳房が貝丞の顔面を押し潰しそうになってしまった。それで乳房を持ち上げたりしてあれこれ工夫しているうちに、愛する御主人様を強引にイルジーマに奪われてしまったのである。
『御主人様、私めのおっぱい、重たくありませんか?』
貝丞が股間に淡い快感を覚えながら眠りに落ちようとしたとき、イルジーマが聞いてきた。
彼女の乳房も規格外に大きいのだが、ラグーナやミュラほどの破天荒なサイズ、というわけではないので、顔に乗せられていてもそれほどはきつくない。それほどは、だが。
「うん、大丈夫だよ……」
貝丞が答える。それを聞いてラグーナの眉がまた吊り上がり、イルジーマはニヤリと笑った。イルジーマの胸で完全に視界を遮られている貝丞には見えなかったが。
『御主人様』
ラグーナは、心なしか底冷えのするような声で言った。貝丞は内心ドキリとしたが、平静を装って返事をする。
「うん……」
『イルジーマの貧弱な胸でしばらく休まれましたら、あたし達のことについてお話ししたいのですが』
「ラグーナ達のこと……うっ!」
貧弱どころかバレーボールほどはゆうにあるイルジーマの乳肉が急に顔に強く押し付けられ、貝丞はうめいた。もし見えていたら、イルジーマが眉を逆立ててキレているのが分かっただろう。
もっともここまで来れば、見えなくてもどういう空気か分かる。と言っても、2人を宥めるような気の利いた会話術など貝丞は持っていないから、強引に話題転換することで事態の収拾を図った。
「……って言うか、俺のこともまだあんまり話してなかったな……元の世界で俺の通っていた学校はこの世に2つとないアホ学校だった。ある年、生徒全員の進路を縁日の輪投げで……」
『もういいですね。では参りましょう』
ラグーナは貝丞の話を聞く素振りを微塵も見せず、彼の股間に吸い付いていたメイド達をシッシッと追い払った。そして貝丞の体を抱き上げ、イルジーマの膝から引き剥がす。
『ラグーナ様! なんて乱暴な……』
『黙りなさい。これからあたしと御主人様は、とても大事なお話をするのよ』

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