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メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メロン・ワールド 62

「ぶっ!?」
大きさが大きさなので、意外と衝撃が馬鹿にならない。顎を引いて第2撃に備えながら、貝丞は何故自分がこんな攻撃を受けるのだろうと思った。
『ご主人様……』
「え?」
貝丞が顔を上げると、イルジーマが両手で彼の頬を挟み、息がかかるほどに顔を近づけてきていた。何と言おうか、鬼気迫る表情だ。
『……言うまでもなく、ご主人様は私共にとって絶対的な支配者であり、私共をどのようにも扱う権利がおありです。むしろ完全なる所有物として扱ってくださることが、私共の歓びです』
「は、ははあ……」
『ですが、何事にも限度というものがございます。メイドに乳房を出させておいて、抱かないという暴虐までまかり通ると思われては心外です』
「はい……」
貝丞は反射的に返事をしてしまった。それを聞いたイルジーマが、にっこりと微笑む。
『ご理解いただけたようですね。では、どの者からお抱きになりますか?』
「え、ええと……」
貝丞がメイド達に視線を向けると、再び彼女達は自ら乳房を揉んだり揺らしたりしてアピールし始めた。どうやら全員が本気で、最初の一人に選ばれたいと思っているようだ。
――うう……
さりげなく貝丞は、メイド達の数を数えた。8人いる。誰を最初に選ぼうが、最後は全員とセックスすることになるのだろう。この流れではそうとしか思えない。だが、そこまで体力が持つだろうか。
『ご主人様。早くお決めください』
イルジーマがせっつく。貝丞は進退谷(きわ)まった。もはやどうにもならず、メイドの一人を指差す。
「そ、そこの、栗色の短い髪の人……」
「☆l〇!」
指名を受けたメイドが狂喜の表情を浮かべて立ち上がり、スカートをまくってショーツらしいものを脱ぎ捨てた。残った者は落胆の表情を浮かべる。
『がっかりしないの。ご主人様のお情けはみんなに行き渡……キャッ! 何をするの!?』
選ばれなかったメイド達を宥めようとしたイルジーマだったが、栗色の髪のメイドに突き飛ばされ、一溜りもなく貝丞の上から転げ落ちた。危うくベッドからも落ちそうになるのを、辛うじて踏みとどまる。
『全く……嬉しいのは分かるけど、もっと上司に対する敬意というものを……』
体勢を立て直し、イルジーマはぼやく。栗色の髪のメイドはそれに全く耳を貸さず、貝丞の上に覆いかぶさると彼にキスをした。
ムチュ……
「んんっ……」
ジュル……
メイドはさらに舌を突き出し、貝丞の口内にねじ込んでくる。しばらくディープキスを交わした後、メイドは座ったまま後ろに下がり、貝丞のペ○スを両手で優しく包み込んだ。
チュ……
メイドはその唇を、先端に触れさせる。続いて舌を出すと小さく円を描くように舐め回し、ゆっくりと刺激を加え始めた。
チュル……チュル……
「ううっ……」
ペ○スが硬さを取り戻していく。それが十分なものとなったとき、メイドはペ○スを放して後ろへ倒れ込んだ。

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