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メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メロン・ワールド 58

「だから、お互いにもっと情報交換をしてからそういう関係になるべきだと思うんだ。もちろん俺もできるだけ君に自分のことを話す。まあ、あんまり知り過ぎると君の方で俺を嫌いになるかもしれないけど、そのときはそのときで……」
『もう結構です。下らない話は』
イルジーマは両手で、貝丞の口をふさいだ。
「んんんっ!」
『つまりご主人様は、ラグーナ様やミュラ様とは出会ってすぐに契約されますが、わたくしのことは拒絶される、そういうことですね?』
「…………」
それを言われると、貝丞は辛かった。もちろんあの二人との契約の前には、前述の通りの紆余曲折があったわけだが、結局契約したことに変わりはない。しばらくの沈黙の後、貝丞は首をわずかに横に振った。
『そうですか……嬉しゅうございます……』
貝丞の口元から、イルジーマの手が離れた。彼女は再び貝丞のペ○スを握り、先端を自身の入口へとあてがう。
『では、そのお気持ちを行動でお示しになってください。ご主人様がご自分で腰を突き上げ、わたくしを貫くのです』
「えっ、あの……」
『もちろん、わたくしの体へのお気遣いは一切無用です。一気に奥までねじ込み、わたくしの貞操を蹂躙してください』
「で、でもですね……」
『10数えます。その間に実行していただけなければ、ご主人様は“わたくしだけ”を拒絶なさるものと見なします』
「ま、待ってください。話し合いましょう。お互いが包み隠さず自分の立場を説明して、譲るべき点を譲り合い誠心誠意検討すれば、きっと双方納得のいく結論が……」
『ひとつ、ふたつ、みっつ……』
「あわわわ……」
『よっつ、ここのつ……』
「え?」
十秒待つ気すら失せたのか、イルジーマは大幅に数を飛ばした。もう考える時間はない。貝丞は観念し、腰を少しずつ上に持ち上げ始めた。イルジーマは一気に奥までと言っていたが、さすがにそうは行かないだろう。
ヌチュ……
「くう……」
濡れぼそった秘肉に先端がめり込む。その瞬間、イルジーマが大きな嬌声をほとばしらせた。
『ああっ! 嬉しいっ!』
彼女は足を踏ん張るのを止め、がくんと腰を落とす。結果、貝丞の配慮は意味をなさず、彼のペ○スは一瞬でイルジーマの奥へと飲み込まれた。
グチュッ!
「うぐあっ!」
股間が溶けるかと思うほど、強烈な快感が貝丞を襲う。必死の思いで耐え、一瞬で射精することだけはどうにか免れた。
『あおうっ……嬉しゅう……ございます。ご主人様の……オチ○チンが、わたくしの……オマ○コにズッポリと……』
一方イルジーマは、処女らしからぬ卑猥な言葉を吐きながら両手を貝丞の方に伸ばす。それに誘われるように、貝丞も両手をイルジーマに向けて出した。そしてどちらからともなく、二人は手を組み合わせる。貝丞の右手と左手が、それぞれイルジーマの左手と右手につながった。

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