PiPi's World 投稿小説

メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 55
 57
の最後へ

メロン・ワールド 57

言われてみれば、イルジーマが着ているのは確かにメイド服だった。しかし、地球のものとはいくつかの点でデザインが異なっている。そのうち一番の違いは、地球のメイド服は乳房を覆い隠している点だ。
そう、イルジーマのメイド服ははだけていたのではなく、始めから胸の部分の生地がなかったのである。貝丞の頭より一回り大きな乳塊は剥き出しに露出し、先端に光り輝くピアスを誇示していた。
「…………」
『ご主人様?』
「あ! し、失礼!」
イルジーマのバストを凝視していたことに気付き、貝丞は慌てて視線を逸らした。
『お止めください、ご主人様!』
イルジーマは両手で貝丞の頬を挟み、無理やり自分の胸を向かせた。
「あがっ!?」
『わたくしの体は、ご主人様がご自由になさってよいのです。見られたくないなら、始めからこのような格好はいたしません。どうか存分に眺め回し、弄んでください』
そう言うと、イルジーマは貝丞の右手を取った。そして自分の左の乳房に導き、掌を接触させる。
「うわ……ちょっと……」
『ああ……』
イルジーマの乳房は、吸い付くような手触りだった。それが貝丞の手によってこね回され、淫らに形を変えていく。
ムニュ、ムニュ……
最初のうち、実際に貝丞の手を動かしているのはイルジーマだった。しかしいつの間にか貝丞は、自分から手を動かすようになる。するとイルジーマは右手で貝丞の左手を取り、貝丞が両手で乳房を揉むようにした。
『ああ……ご主人様……お乳がとても、気持ちいいです……』
「イ、イルジーマさん……」
『イルジーマで結構です。ああ……』
イルジーマは貝丞に乳房を差し出したまま、右手で彼のペ○スを優しく握り締めた。そして丁寧ながらも素早い動きでしごき上げ、瞬く間に元のように固くそそり立たせてしまう。
「イルジーマ……」
『ご主人様……わたくしの純潔をお召しになってください……』
そう言うとイルジーマは、右足で貝丞の体を跨ぎ越した。そして腰の位置を少し動かし、ゆっくり沈めていく。スカートのために貝丞からは見えないが、おそらく自らの秘所で貝丞のペ○スを狙い、咥え込もうとしているのだろう。
「ま、待って!」
咄嗟に貝丞は、足を突っ張って腰を左に動かし、イルジーマの淫穴から逃れていた。案の定イルジーマは、悲しげな表情で貝丞の顔を見詰める。
『ご主人様……わたくしを受け入れてくださらないのですか?』
「いや、そういうことじゃない」
イルジーマの乳房から手を離し、貝丞は言葉を続けた。
「気持ちは凄く嬉しいんだけど、そこまでしたらもう後戻りできないだろう? 俺はイルジーマに会ったばっかりだし、知ってると思うけど、それ以前にこの世界のことを全然分かってない。当然、この屋敷のこともね」
『ふうん……』
そこまで聞き、イルジーマの表情は険しくなった。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す