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メロン・ワールド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メロン・ワールド 53

それにもし、結果如何によっては二人の力無くして生きていけないのも事実だろう…
「解った…信じるよ…」
貝丞の言葉にニッコリ微笑むラグーナ…その時、ふわりと貝丞の身体が浮いた。
背後からミュラが、それこそ貝丞など重さがないようにヒョイと抱え上げたからだった。
俗に言う『お姫様抱っこ』で抱えられた貝丞は焦るが、単純な筋力や体格ではミュラに全く敵いようがない。
「ふふっ…お外まではボクが抱っこして上げる」
満面の笑みのミュラに貝丞は今度ばかりは抵抗するような愚は犯さない。

…と、言うより変に抵抗して消耗する体力と精神が無駄なのぐらいは学習できた。
「あっ!…ズルいわミュラっ!!」
「ふんっ、ご主人様の命令を迅速に果たせないから悪いんじゃない!」
これ以上姉妹の言い争いで精神的に消耗したくない貝丞が二人を制するように口を開く。
「…どうでもいいから…さっさと外に出てくれ…」


結局、貝丞の一言で事態は解決し…ミュラは上機嫌に、ラグーナは不満げに貝丞を外に誘う。

貝丞を待っていたのは、今まで見たことがないぐらい見事な満天の星空…余りの見事さに貝丞は息を飲み、暫し見入っていた。
ミュラは貝丞を抱きながら中庭で腰を降ろす。
貝丞は裸(無論、ラグーナもミュラも裸だが…)なのだが、抱きしめてくるミュラの体温は心地よく、貝丞は快適に星空を鑑賞できた。
その上、ラグーナが『寒くないですか?』と身を寄せてきたので、貝丞は四つの乳塊に囲まれての星空鑑賞になった。


「…なあ…一つ聞いていい?…」

星空を眺めながら貝丞が口を開く。
「何でしょうか、ご主人様…」
ラグーナの問いに、貝丞は手持ち無沙汰になっている手でラグーナの乳首に付けられている金具を触りながら言葉を返す。
「なんでこんな物を付けているの?…」
今聞く事かどうかは別として、貝丞の疑問は当然ではあるだろう。
「乳ピアスは、女性であるなら当たり前のものですが?…」
「…そうなの?」
不思議な表情で聞き返すラグーナ。
「ご主人様の所では、違うのですか?」

「多分…普通は付けないと思う…」
そう返す貝丞の言葉に今度はラグーナとミュラが考えれないとばかりに驚く。
「女の子が乳ピアス付けないなんて…ご主人様の周りの女の子はお洒落をしないのですか?」
「ボク達が知ってる限りは昔から女の子は乳ピアスするものだよ…ちょっと信じられないなぁ…」
驚き口にする二人に今度は貝丞が驚く。
ここに来て、彼女達の乳房以外を生で見る機会が無かったが、ここでは乳首にピアスが当たり前で、彼女達が特別でないらしい。

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