勇者君とお姉様たち 31
恥ずかしさは強いがもはやそれより何より、アリューに抱かれたい、それを伝えるように腰を見せつけるように振る姿は、もちろんアリューも興奮させ、ごくりと喉をなせば焦らすような愛撫を止め、そのまま自らの逞しいチンポを、いやらしい匂いを漂わせているオーガ娘のオマンコにあてがうことでアリューは気持ちを示した。
「行くよ?ベイカーさん」
「あ…あぁっ…うあぁっ…あぁっ…おっきぃっ…」
普通なら体格やオーガの肉体サイズの関係からして、人間のチンポはまずまずのサイズになってしまう場合が多いが、その点歴戦の勇者であるレイナを屈させたアリューのそれはむしろ問題なく、多少の抵抗すら感じさせながらもずぶずぶと飲み込まれていった。
「っ!……あっ、ひぁ……んくぅ!! きてるぅ! おっきいのがきてるよぉ!!」
感情の高ぶりで、ベイカーの瞳から涙が流れ落ちる。
その涙をアリューは指ですくい上げ、勢いを弱めぬまま、胎内の奥へ奥へと向かう。
程なくしてコツンッという感触とともに先端が生殖穴の行き止まりまで到達する。
「ひゃっ、んっ………アリューのおちんちん、おっきい……お腹の中、いっぱいだよぅ……」
「くっ……ベイカーさんの膣内もすごい気持ちいいです……絡みついて、気を抜くとすぐ出ちゃいそうです」
「んっ!だめだ……まだ俺、イッてないんだから、んくっ、先にイッたら許さないからな!ひゃん!今、膣内でびくってしたぁ……」
部屋に充満したむせ返るくらいの牡と牝の臭いがお互いを更に興奮させる。
薬によって普段よりも極太に腫れ上がった肉棒は硬く、そして熱い。
肉棒の表面を血管が不規則に走り、一本一本がドクドクと脈打っているのが肉襞の一枚一枚から感じ取れる。
そしてアリューも無数のヒダヒダがペニスに絡み付いてくるのを感じ、亀頭に当たるザラザラとした感触に早くも射精してしまいそうだ。
(なかなかっ…筋肉質な体だとキツいんだなっ…しかもオーガ族だからダン違いだよっ…でもっ…絶対にイカせてみせるっ!)
アリューはひたすら腰を振りたくり、相手を味わうセックスを好むが、この場合一番大事なのはいかにベイカーを感じさせるかだろうと判断し、そのまま腰使いはいつもよりおさえ目に…しかし手を抜くわけではなく、確実に相手を堕とせるようにゆっくりと腰をくねらせ、ぐりゅぐりゅとオマンコや子宮口を突きほぐすかのようにピストンを行った。
「あっ…あっ…あぐうぅっ…うぅっ…ふあぁっ…あぁっ…」
案の定、と言うべきか、ひたすら犯されるようなセックスしかしてこなかったのか…ベイカーはりりしい顔を崩し、下品に喘ぎながら、チンポの突き上げに合わせるように腰をくねらせ、身体をビクンビクンっと反応させてあえぎ続けていた。
奥を突き上げかき混ぜ、味わうようにじっくりと犯すセックスは、アリューにとっては負担もあるが、むしろ次第に芽生え始めた、やや初々しいながらも性欲にまみれた征服欲を満たすための新たな方法に気づけたことの喜びの方が大きかった。
「あぁっ…気持ちいいんですね?ベイカーさんっ…すごく可愛いっ…もっと…もっとしてあげますからっ…僕、頑張りますからっ…」
「あぁっ…うあぁっ…あ、あり、アリューっっ…」
そんなアリューの企みを知ってか知らぬか、ベイカーはアリューの名前を呼び、息を荒く、口端からは唾液を滴しながらも、アリューの身体を抱き締め、しかしその逞しい足は虚空を書くようにびくんびくんと震えているままだった。
まるで僕がこの人を支配しているようだ…そんな感覚に酔いしれながらもアリューは次第に遠慮なく、ピストンを早めていく。
「や、やらっ…あ、あぁっ…あひぃぃっ…ひぃっ…とぶっ…トンじゃうぅっ!このままイッちゃうのぉっ!お、おおぉぉ〜っっっ??!!」
いつのまにか完全に…というかベイカーの性格ゆえかそれほど感じはしなかったが、完全にアリューのペースで責められたベイカーはもはや抵抗もできずに、震える足をついにはアリューの腰に絡めながら絶頂していた。
「あっ…あぁっ…僕もっ…イクっっ!!」
そしてベイカーの絶頂に対して息をあわせるかのようにアリューもそのまま快楽に果て、絶頂に達し、熱いマグマのように精液をドピュドピュドピュドピュと、固く硬直したチンポを脈打たせながら射精していく。