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勇者君とお姉様たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者君とお姉様たち 30

 
多分それに二人もそうなることくらいは折り込み済みだろうから、少しは自分も楽しまなくては、下手をすれば命の危険すらある任務だ…それに、この以外に純情ながらもたくましい鬼娘…ベイカーはどう喘いでしまうのか。
考えただけで余計に股間を固くしながらも、生唾を飲んでアリューは反応を待ち…そして、ベイカーは口を開いた。

「す、すまねえなアリュー…こんな見た目で情けねぇが…俺はあまりこういうのが得意じゃなくてなっ…その、興奮はするんだがっ…うまく立ち回れねえ…手間、かけちまうな」

顔を真っ赤にして足をもじもじさせ、そう答える姿は可愛らしい以外の何者でもなかった。 

「べ、ベイカーさあああんっ!」

「うわっ、ま、まてっ!落ち着けアリューっっ!んん〜っっっ!!!」



ベイカーの可愛らしい態度に興奮したアリューは無理矢理ベイカーに飛びかかる、鬼娘であるベイカーにとってはそれほど難のある重さではアリューはないだろうが…髪を恥ずかしげにいじり回していたためか気も抜けていたベイカーにとってはまさしく泡を食ったような事態だったためか、何もできないまま、ベイカーはそれこそ乙女のようにアリューに押し倒され、はあはあと呼吸を荒く続けるアリューに襲われ、気づけば押し倒され、唇を奪われてしまっていた。 

(や、ヤベぇっ…これが男かよっ…こんなの始めてだぜっ…このままじゃ…こんな子供に犯されるっ!)

もちろん最初からセックスをするのは計算済みだったが、いきなりの行為に慣れていないベイカーは焦っていたが…それ以上に、いきなりの口づけから遠慮なくニュルニュルと舌先を伸ばし、ナメクジの交尾のように激しく絡めあい…下手をすれば並みの男よりも体格のいい自分に物怖じも…以前男娼を買ったときに怖がられながら初体験をこなしたときよりも…遠慮なく自分の事を貪り、女に堕とそうとするアリューの食らいつくような性欲には、もはやベイカーは恐怖すら抱いていた。 



「んぐっ…んぐっ…ぷはぁっ…はぁっ…んんっ…ベイカーさぁんっ…」

「ぷあっ…や、やめてっ…アリューっ…恥ずかしいっ…からっ…」

次第に顔を真っ赤にして恥じらい、身体をひくつかせるベイカーは、目からは生理的な涙を浮かべていやいやと首を振るが…次第にそんな姿はアリューには弱りきったウサギか何かにしか見えなかった。 
そんなベイカーを見て、アリューの男の根元足る黒い心は要求する…汚したい、たっぷりベイカーを凌辱したい、と。

「ふふ…もうガマン、できませんよ、だから…安心してくださいベイカーさん」



「可愛いなぁ、ベイカーさんは…ほら、ここは気持ちいいですか?たくましくて格好いいけど…でも、そんなベイカーさんがこんなに恥ずかしがっちゃうと、余計に火が付いちゃいますよ?一晩中…可愛がっちゃおうかなぁ?って…大丈夫、怖くないですよぉ?」

「や、やあっ…や、やめろよぉっ…」

たくましくアリューよりも筋肉質な肉体を持ちながらも、顔を真っ赤にして涙声で抵抗するベイカーだが、むしろ本心から言えばこの状況には被虐心を煽られており、いいように自分が男に組伏せられてしまう…というシチュエーションに対して興奮しないと言えば嘘になるほどに、心の中は期待と興奮で溢れていた。
ただ、それでももちろん未知の快楽に対する戸惑いや恐怖を完全に拭え、というのは無理のある話だろう。 



先程まで可愛らしく媚薬の効果に喘ぎ怯えていたはずのアリューはいつの間にか呼吸も荒く、ゆっくりと乳房から腹部に舌を這わせ、そのまま臍をなめ回し、太股をなで回しながらゆっくりと舌先を這わせていくのは、普通なら何かしらの腹積もりがあるのではないか、と疑ってしまうはずだ…残念なことにオーガ娘のベイカーにはそこまでの知能はなかったが、それでも快楽に喘ぎとろかされていく思考はその危険をどこかで感じ取り、身体をくねらせいやいやをする。 

「や、やめてぇっ…そのっ…せめてっ…もう少しっ…優しくっ…んん〜〜っっ?!?!」

口でもベイカーは抵抗して見せるが、それはむなしい結果しか生まなかった、アリューはより激しい責めを…というより、本丸を堕とすべく、やぼったい黒のショーツに湿り気を帯ながら浮かび上がるそこへ舌を這わせ、ゆっくりと愛撫を行われる度に、本来人間などあっさり引き裂けるはずの力は抜けてしまい、次第にその身体は熱を帯び、恐怖心よりもアリューを求める気持ちの方が強くなり、以前はそれほど気持ちよくなかったはずの行為すら、本心は求めるようにいつの間にかベイカーはかくかくと逞しい腰を振っていた。

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