勇者君とお姉様たち 18
「ぷはぁっ…はぁっ…はぁっ…す、すみません…僕のために…二人を泣かせてしまうなんてっ…もっと、僕が強かったらっ…あぁっ!ふあぁっ!!」
仲間の二人にいいように弄ばれ、しかしひときわ罪悪感を感じていたアリューは、一番最初に唇からキスを離し、そのままレイナの乳房にもたれ掛かるようにして絶頂した。
今日の戦いと媚薬だったが、毒に肉体を侵され、生死の境をさまよった身体は、より発情を高め、何としても子孫を残したい…そう言わんばかりに遠慮なく射精を繰り返していく。
ドビュッ!ビュッ、ビュルルッ!ブビュルルルルルルッ!!と、まるで間欠泉のごとく精液は止むことなく吹き出し、そのまま身体を震わせ、ゆっくりとアリューは気絶した。
「あぁっ…勇者様のっ…これが、せーえきっ…あつぅいっ…いいっ…」
頬を赤く染め腰を揺らしながら、それを受け入れていたマユラは、そのまましばしレズキスを楽しんだ後に、レイナの頬に優しくキスをした。
「ふふ…こうなってしまっては…勇者様も愛おしいですが…貴女も可愛らしいですわね…勿論、神に身を捧げたモノとして、同性愛は一番おぞましいものですが…」
「わ、私もそんな趣味ないからね!…で、でも…何だかゴメンね、アリューくんのこと…大好きなのに…こんな風に使ったりして…」
「ふふ、なら、一緒にアリュー様に謝るのはいかがですか?…勿論私も勇者様を諭して見せますわ?」
「な、なんか怖いわね…聖女様は…」
優しく笑顔を浮かべ、アリューの腹部に手を当ててずるりとチンポを引き抜くマユラに対して、レイナはどこか恐怖を感じていた。
マユラはもしかすると自分とはまた違う人種の、勇者に対する「お姉様」になるタイプなのかもしれない、と…。
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「う、う〜ん…ここは…」
射精の快楽に気絶したアリューは夢を見ていた、どこか遠い昔、まだ母に甘えていた赤ん坊の頃だ。
周りのみんなは半ば勇者という存在に対して半信半疑になりながらも、王の言いつけもあるためアリューを見守り、アリューもまた一人剣技などの修行を続け、冒険者ギルドに登録できる年齢になるのを待っていた。
しかし、今のこの状況でいいのだろうか?確かに旅は順調だ、後は聖なる盾と聖なる鎧を手に入れれば、晴れて魔王城に向かい魔王を倒すだけになる。
でも…頭の中で引っかかるのはただ一つ、二人の女性と関係を持ってしまったことだ。
こんなに不道徳なことはないが…マユラの事に関しては媚薬攻撃を予め受けていたため、仕方ない面もあっただろう。
しかしそれでも、だ…もし二人とも僕を愛してしまったら…最悪、子供ができてしまったら…勇者として、二人を平等に愛することができるのか…想像する未来図は次々に浮かび上がり、アリューを苦しめていく…何より二人の中が悪くなるのが一番気がかりだ。
「う〜ん」
「あぁっ♪あんっ…んむっ…ふぅっ…ふふ…おはようアリューくぅん…目は覚めたぁ?」
「あぁっ♪あっ…勇者…サマっ…可愛い寝顔でしたわぁっ…あんっ…とっても興奮してしまうくらいにぃっ…♪」
二人のみだらな声にアリューのまどろんでいた意識は覚醒し、そして目の前の光景に顔を真っ赤にした。
「レ、レイナさんにマユラさんっ!?ふ、二人とも一体何をっ!?」
マユラとレイナは体を重ね粘液にまみれながら、遠慮なくお互いの身体を貪るレズプレイに耽っていたからだ、アリューが二人の仲気にしていたのが嘘のように、遠慮なくお互いが唇を重ね合い、キスをしながら、互いの乳房をしゃぶりあい、足を広げいわゆる貝合わせの姿で交わる光景は、より欲情を促し、寝起きのチンポはますます堅くなっていく。
…このまま二人を犯したい、出来ることならば支配してしまいたい…そう考えるアリューを誘惑するように、二人は淫魔のようにささやいた。
「ふふ…オチンチンも随分膨らんでぇ…興奮しちゃったぁ?アリューくぅん…ほら、見てぇ…二人でアリューくんが起きるまで待ってたのぉ?…喧嘩はもうしないで…二人でオマンコ晒して謝ろう、って?」
嬉しそうに呟きカチカチに勃起し真っ赤になったマユラの乳首を舌でこね回し、それに合わせるようにマユラもゆらゆらと腰を動かし、ひしとレイナを抱きしめながら、今までにない淫らな口調でアリューへと話しかけた。
「あんっ…♪ふぅっ…そういう訳ですからぁ…勇者サマへ…この淫らな身体をお捧げしますわぁ…二人で誓い合いましたのぉっ、少なくともぉ…勇者サマの前で喧嘩はせずに、きちんと従うとぉっ…あぁっ♪二人をお許し下さいませぇっ♪勇者サマぁ…あぁっ…この、二人の淫らなオマンコを捧げますぅっ…どうぞ、謝罪の証に気の済むまでオマンコバイキングなさってくださいませぇっ♪」