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海の娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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海の娘 6

マリーナの股間から羊水が噴出し破水を知らせる。
産婆も誰もいないまま、手助けなしに初めての出産の挑む。

「痛い、痛いよー」

「王女さましっかり、俺らがついてます」

漁師達は声をかける以外に手助けをする術を知らない。
やがて股間から頭が見え出した。

「後もう少しです、もう少しで生まれますよ」

「ウギャー、もう死んじゃうよー」

王女はよだれと涙をたらし糞便を漏らしながらも赤子を生み出した。
赤ん坊は真っ赤な髪をしていており、漁師の一人と同じ色だった。

「あっああ……なんか未だ残ってる」
マリーナは未だお腹に何かいる気がしてならない。

「それはおそらく胎盤です。軽くいきみなさい、そこの赤髪の貴方手伝って上げなさい」

「は、はい」
赤毛の漁師は女神に言われ臍の緒をゆっくり引き上げる。
ずりずりと臍のを引く抜くと、ヌプリと胎盤が引き抜かれる。

「赤ちゃんを見せてくれませんか」
マリーナは臍の緒がついたままの子を抱き上げる。
赤毛の子は男の子のだった。

「さあ、自分の子に母乳を与えなさい。それが母親としての最初の仕事になります」

「はい、わかりました」

マリーナは自分子に乳を与える。
母親の自覚など未だ無いが、両腕から伝わる赤ん坊の体温が安心感を与える。
「未だ安心してはいけません。貴方の胎内には後12人の子が宿っているのですから」

「12人もいるのですか」

マリーナはあと12回もこの苦しみを味わうのかと思った。

「その男の子以外は未だ休眠している状態です。しかし時がたてば目覚めるでしょう」

直ぐに生まれるわけではないが、やはり時が経てば産まなくてはならないようだ。

「最後の13番目の子が生まれて時に、貴方の罪は許されます」
13番目を産むまでどれほどの時間がかかるだろうか、マリーナには途方も無く長くかかりそうな予感がした。
だが女神は妊娠期間を短縮する方法があるという。

「セックスをしなさい、セックスをして精液を溜め込めば子供の成長を促します。そうすれば早く罪を償うことができますよ」

女神はこの成長を促すためにセックスを薦めてくる。

「それはちょっと待ってください、セックスしまくれだなんて」

「あら貴方も満更嫌いでもないでしょう。それに3人もいれば大丈夫でしょ」

マリーナは視線を漁師達の股間に向ける。
あれだけ出したのに未だ上を向くぐらい立派だ。
(夢うつつだったけど、気持ちよかった確かだったし)
漁師達ももう一度王女とできるときいて悪い気はしなかった。
「それと貴方の産んだ子の胎盤を食べなさい。それが次の子が成長を始める切欠となります」
胎盤を食べるなど気が進まなかったが、食べなければ次の子が産まれない。
意を決して一口食べると生臭い血の匂いが口中に広がり
吐きそうになるが我慢して食べる。
これも罰の一つと思い最後まで食べきった。
臍の緒は漁師の一人が持っていたナイフで切ることにした。
これも食べるのかと聞いたが、その必要は無いようだ。

最後に女神はマリーナの女性器の様子を見るための診察をするといった。
まずは水でマリーナの体の汚れを取る。
次に寝台のような岩に寝かせ、女性器の様子を見る。
そこは無残なもので膣壁や会陰部は裂けていた。
女神は何処からか針と糸を出すと裂けた所を縫いだした。

陣痛ほどではないが、チクチクとした痛みがマリーナを襲う。

「魔法で直すとか出来ないんですか」

「こうやって痛みを感じるのも試練の一つです。貴方の母親もそうやって来たんですから耐えなさい」
そういいつつ素早く手を動かし傷口を縫っていく。

「これで完了よ、糸は傷は治れば自然に解けていくから抜糸の必要は無いわ。糸が消えてなくなったらセックスしてもいいですよ」


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