PiPi's World 投稿小説

気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 95
 97
の最後へ

気弱な少年とセクシーな仲間達 97

少年は赤い服に赤い髪と赤色を好んでいるらしい。
その少年が大和達に向かって言った。
「こないんなら…コッチから行くよ!」言った瞬間、少年が手を大和達に向けた。
すると突然、手から炎の玉が現れ、ハイネに直撃した。
炎をまともに食らい、10мは吹っ飛ぶハイネ。
「ハイネ!」
思わずハイネに駆け寄る大和達。
「どう?子供だからって…八星将軍を甘くみないでよ!」
少年は再び呪文を唱える。
すると今度は炎で出来た狼が数匹現れ、大和達や周りのルカジマ兵に襲いかかった。
たちまちパニックに陥る兵士達。
狼の攻撃をよけながら大和は少年に向かって叫んだ。
「君も八星将軍だったのか?」
「そう。八星将軍、火の王 リクゥ。」リクゥは名乗りながら器用に炎の狼達を操っている。
戦いながらレイも叫ぶ。
「火の王だと!それなら私達が以前倒したはず!」
「あぁ、リュウの事?勘違いしないでよ。あいつならとっくの昔にクビになったんだから。それに君達が勝ったのは、
あのエミリアがいたからでしょ!君達だけじゃ勝てなかったんじゃない?」
リクゥが笑いながら言った。
その時、笑い続けるリクゥの後ろにいたシュウ。
そのシュウの背後に建っている魔法学校の上から、突然誰かが飛び降りた。
その人物は手に刀を握りしめている。
そして……

グサッ!!
刀がシュウの心臓を貫いた。
「やった!!」
飛び降りた人物が、思わず叫ぶ。
が、叫んだ直後、
心臓を貫かれたシュウの体が突然跡形もなく消えた。
刺客は驚き、自分の刀を見たがそこには血が全くついていない。
が、次の瞬間その刺客の背後にシュウが現れ、刺客の首を唯一残った右手で掴んだ。
シュウに首を掴まれ、宙に体が浮く刺客。
その刺客を見てシュウが唸った。
「貴様…かすみ!」かすみは首を掴まれながらも、シュウを睨みつけている。
「闇討ちも満足に出来ぬとは…この未熟者め!」
シュウの手に力が入る。
あまりの怪力に、かすみは意識が遠のいていった。


そして大和はそれを全て見ていた。
「早くかすみを助けないと!」
仲間の危機に焦りを隠せない大和。
大和は仲間達に次々と命令する。
「ガルド!剣に戻って。
レイ!ジェン!2人は狼達が僕に近づかないようにして。
ハイネとマルティールは僕についてきて!」
大和は叫びながらもリクゥに向かって走り出した。
ハイネとマルティールは大和に命令された事にムッとしながらも従った。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す