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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 10

「うわあ・・」
扉を開くと、彼は白い光に包まれた。白い光で、何も見えなくなる。
そこで彼は唐突に眼を覚ました。

「はっ!?」
あたりを見回す。街道沿いの空き地。寝る前に用意した焚火は消えかけ、空はすでに早朝だった。朝日が東の空を紅く染めている。
横では毛布をまとったレイがすやすやと寝息を立てていた。
「あの夢・・・・・。何だったんだろう・・・・・。」

妙にリアルで、そしてシュールな夢。
不思議な夢を見たためか、再び眠るという気にもなれない。
しょうがないから再び鎧を身に着ける。鎧を着たままではゴツゴツしてよく眠れないから二人とも鎧は外して枕元に置いていた。着かたは昨日、レイが教えてくれていたから手間取りつつも一人で切ることは出来た。

「おはようございます。王。お早いお目覚めですね。」
そうこうしているうちに、レイも眼を覚ました。
「用意が早いのですね。あれ?」
毛布をのけて起き上がってくる。そんな彼女を彼は見つめていた。そして彼女も彼を、正確には股間を見つめていた。
「王よ、ここにはシバリヘビが出没します。安易にそのようになさらないでください。」
25cmある巨根が軽鎧を押し上げてそそり立っていた。
「そ、そんな、無理言わないでよ!レイだって!」
慌ててレイを指差している。
「私・・ですか?」
寝相が悪かったのか、ぴちぴちだった肌着がまくれて巨乳が露出していた。
恥ずかしげな大和の抗議に、レイも自分の状態に気づいた。
「あっ!申し訳ありません!すぐに鎧を着ます。」

レイが鎧を着用し、落ち着いたところで朝食になった。
「そういえばさ、こんな夢を見たんだけど・・・」
大和は見た夢を一通り話した。
「そうですね・・・フリード近くには誰も近づかぬ塔がどこかにあると聞いたことがあります。関係があるかもしれません。」
「そうなんだ。」
「まずはミロスへ向かいましょう。ここからだと3つある宿場を通らなくてはフリードへも行けません。」
「そういえば、ミロスまでってどれくらいだっけ?」
「はい、ここからだと6日ほどですね。それまでは精をお出しにならないようお願いします。」
最後のほうは残念そうな口調だった。
何はともあれ、2人は出発した。
幸い天気もよく、道には1隊の隊商とすれ違っただけ。流石に美人のレイは男たちの注目を引いていた。
この日は何事もなく過ぎ、街道そばの空き地で野宿となった。

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