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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 11

ここ一連の出来事と、巨根である為にたまりやすいせいもあって大和はむらむらしていた。
「ねえ・・レイ、させてよ・・・・」
恐る恐るせがんでみる。
「いけません。シボリヘビに襲われます。王よ、そうでなくても王のように立派なものを持つ者はシボリヘビにとっては格好の餌なのです。自制なさってください。」
強い口調で返され、すごすごと引き下がる大和。
しゅんとなった大和は仕方なく眠りに着いた。
昨日と、同じ夢を見た。森の小道を歩き、塔に至り、塔を上る。同じところで閃光に包まれて目が覚めた。
「おはようございます。」
大和が目覚めたとき、既にレイは食事の支度をしていた。
「また同じ夢を見たよ。これって何なんだろうね。」
「残念ながら私にも判りかねます。」
そのまま保存食での朝食を食べる。
先日来の性欲をごまかす為もあって大和が言う。
「そういえばさ、アルフレドの内乱って、一体どういうものだったの?」
ふと繰り出された質問にレイの表情が硬くなる。
「ひょっとして、聞いちゃまずかった?まずかったならごめん。」
レイの表情が硬くなったことに狼狽した大和は思わず謝ってしまった。
「いえ・・そうですね・・・お話しなくてはなりませんね・・・・。道々お話しますので、出発しましょう。」
2人は黙々と食事を済ませ、片付けて出発した。
しばらく重い雰囲気で沈黙していた2人だったが、
「やっぱり・・・聞いちゃいけなかったよね・・。内乱で犯されたって言ってたのに・・。それに僕はそんなレイの体を安易に求めたり・・。」
罪悪感に囚われて非常に暗い雰囲気になる大和。それを見て、強い口調で言った。
「何を言われます!あなたこそはアルフレドの王となられるお方。このことはぜひともお聞きいただかなくてはなりません!それに・・・私が申し出たことである以上、私の体を求めるのに王は何の遠慮をなさる必要もございません! いえ、そればかりか、いつでも孕ませてくださいませ。」
最後のほうはレイ自身真っ赤になりながら口走っていた。
「そもそも内乱の始まりは先代の王オウランが原因でした。オウランは軍事政治共に優秀でしたが女好きで何人もの女を囲んでいたそうです。しかしそのオウランが5年前他界すると2人の息子の後継者争いが始まったのです。
長男のカイルと次男のサルマン。長男のカイルは側室の子で政治に優れていますがおとなしく性格で病弱。次男のサルマンは正室の子で軍事に優れていますが
考えが足りない所があります。」
「その2人が戦争を始めたの?」
大和が聞くとレイは首を横に振った。
「いいえ。内乱はアルフレド軍のトップの将軍、三虎将軍の筆頭デュランが起こしました。
後継者を決める会議で大将軍デュランは次男サルマンを後継ぎに推しました。
しかし2人の将軍
騎馬将軍マックスと魔法将軍ティナはこれに反対し長男のカイルを推したのです。結局後継ぎはカイルになりましたがデュランは納得せずにいました。
そして3年前デュランはサルマンを担ぎ内乱を起こしたのです。私の父もその時に・・・」

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