PiPi's World 投稿小説

気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 86
 88
の最後へ

気弱な少年とセクシーな仲間達 88

「よし!わかった。早速準備をしよう。そなた達は敵が学校に入らないように抑えててくれ。」
「わかりました!じゃあさっきの作戦通り、僕がギルダーを、レイ達がリョフを、それぞれ相手しよう。」
「了解しました。」「わかったよ。王様も気をつけてね。」「準備が出来たら魔法で知らせる。そしたらそれぞれが相手を誘き出してくれ。では頼んだぞ」
そう言ってソフィーが準備に入るためどこかに行ってしまった。
「王。どうかご無事で…」
「王様。頑張ってね!」
レイとジェンも大和に声をかけると、部屋を出ていった。
一人残った大和も窓から見える敵を一瞥するとガルドを握りしめ部屋を出ていった。




その頃…
病院ではセリスとシホが時折聞こえる爆発音や叫び声に耳を塞いでいた。
「みんな…大丈夫かな?」
セリスが呟く。
「心配ないですよ。大和様達ならきっと無事です。」
そう言ってシホがセリスを気遣う。
「お姉ちゃんが起きてくれたら絶対に勝てるのに」
セリスが眠り続けるティナを見ながら言った。
「セリス…」
シホがセリスに近づき肩に手を置いたその時だった。
「キャーッ!」
突然の叫び声に2人がはじかれたように部屋を飛び出す。
「何?なんなの?」「一体どこから?」辺りを見回す2人。「やめてーー!」
するとまたもや悲鳴が聞こえた。
「あっちよ!」
2人は悲鳴の聞こえた方に走った。


悲鳴は一階のロビーからだった。
2人が駆けつけるとそこには服をビリビリに破かれ露わな姿で倒れている女性。そして女性の周りを3人の男が下品な笑みを浮かべながら囲んでいる。
男達が2人に気づいた。
「おい、いい女が2人も来たぞ」
「顔もいいし胸もデカそうだしな。」
「片方はメイド服だぜ。こりゃあ犯しがいがあるぜ。」
3人がセリスとシホを見ながらあざ笑う。
「あんた達!何してんのよ?」
セリスが怒鳴った。「俺たち?俺たちは泥棒よ。ここで戦争があるって聞いたからドサクサに紛れて盗み働いたんだよ。そしたらこの女に見つかってよ。殺そうかと思ったけどその前にレイプしちゃおうかなって思ったんだよ。」
男が笑いながら言った。
「なんて卑劣な…」セリスが顔を真っ赤にして呟く。
「あんた達なんか、死んじゃえ!」
セリスが両手を胸の前で交差させ、呪文を唱え始める。
しかし…
「おいおい。いいのか?下手なまねすると…」
男が横たわっていた女を持ち上げた。そして…
「こいつ…殺しちゃうよ。」
女の胸に短刀を突きつける。
「ちっ、汚いまねを…」
「なんとでも言え。この女、助けて欲しかっら俺の言うことを全て聞いてもらおうか?」
男が女に短刀を向けながら言った。
「仕方がない…わかった…言うことを聞こう。」
「セリス…。分かりました。私も従います。」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す