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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 73

「ソフィー様。ティナは無事なんですか?」
「シホか?そう言えばお前とティナは同期だったな…
お前は治癒能力はティナと互角なのに、それ以外は全然ダメだったな…」
「面目次第もござりません」
うつむくシホをソフィーがからかう。
「一番酷かったのは性魔術だったな。
手を触れず呪文だけで男根を勃起させろと言ったのにお前の相手をした男子生徒はいくら呪文を唱えても全く勃起しない。苛立ったお前は急に服を脱ぎその胸ではさんでしごいたんだったな。あれはパイズリと言うのか?」
「ソフィー様!あの時は…」
「確かに男子生徒は勃起したが同時に射精までしてしまい
お前の顔と胸は精液だらけ。私もあの時はどうしようかと思ったぞ…」
シホは顔を真っ赤にして恥ずかしがる。「そう言えばあの授業を最初に終わらせたのもティナだったな。
知ってるか?お前が学校を辞める時一番悲しんだのはティナじゃったんだぞ」
「ティナが?」
「あの娘は全てにおいて優れていた。
顔、スタイル、魔力成績、そんなティナに唯一回復呪文で互角だったのがお前だけだった。
あとはみんな相手にならなかったからな。」
そうこうしているうちに学校前に近づいて来た。
周囲はレンガ造りの食堂や店が並び、普段は学生街の賑わいを見せているのだろう。
だが今は閉じられた店も多く、緊張感が支配している。
「これは・・・・。」
緊迫感と寂寥感漂う正面大通。
「見ての通り、このありさまじゃ。フリードに大公家が居を移すまで、このルカジマが公国時代からの首都だったのだが、寂しいものじゃよ。」
寂しげな口調で、ソフィーが語る
「さて、着いたぞよ。」
学生街を通り、今は学校正門になっている大手門まで来た。
城、いや校舎は遠くからでもよく見えていたが、大和たちは近くで見てみるとその立派な姿に圧倒されていた。
「うわあ・・・・これ、本当に学校なんですか?」
「ふぉふぉふぉ。リスペクト魔法学校へようこそ。時が時ゆえ、たいしたおもてなしもできぬがゆっくりしていってくだされ。」
「はい。」
「大和君、病院はこっちよ。お姉ちゃんもそこですよね?!」
「うむ。」
大手門を入るとセリスが走り出した。大和の手を引き、奥へと駆けてゆく。
「あ、ちょっと!」
「王よ、お待ちください!」
「セリスさん!」
他の仲間たちが慌てて追いかける。
ソフィー校長や魔法使いたちも騎乗のままついて行った。
ちらほらといる学生を横目に走る。塔や蔵や、宿舎やらいろいろな建物が並ぶ中を3度ほど角を曲がると、白塗りの3階建ての建物へと入った。

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