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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 8

エミリアはその後屋敷に向かった。屋敷ではターニャに変装した魔物と残りの山賊が大和とレイの死体をリュウが持ってくるのを待っていた。しかしやってきたのはリュウではなくエミリアだった。驚く偽ターニャをエミリアは一撃で斬り裂き山賊を血祭りにあげた後エミリアは町を立ち去った。
ターニャを街の病院に預けると、彼らはフリードへと旅立った。
この街からはフリードまでは徒歩でほぼ1月。すでに大和とレイは街道にあった。
「1月かあ・・。ずいぶん長いね。」
「王よ、これくらい普通ですわ。」
「そうだね・・・。」
改めて世界の違いを感じる。
数時間歩いて、日が暮れた。
「今宵はここで野宿しましょう。」
「野宿かあ・・・・。大丈夫かなぁ・・・。」
「残念ながらこの街道にはフリードまでの間には3つしか宿場はありません。諦めてください。」
大和はしぶしぶといった調子で納得する。
「そうなんだ。じゃ仕方ないね。ということは今から焚火するの?」
「はい。ご存知と思いますが獣の多くは火を怖がります。魔物には火を怖がらないものも多いですが、ここは街道ゆえそうした危険度の大きいものは稀です。」
そして2人で周囲の枯れ枝などを集め、火を焚いた。街で買い求めておいた保存食を開き、ささやかな夕食をとる。
「王よ、申し上げるのを忘れておりましたが、次の宿場であるミロスの街までは私の体を求めるのはお控えください。」
「なぜ?」
「実はこの辺りにはシボリヘビという毒蛇の魔物が生息しておりまして、精液の匂いやほてった男女の香りに反応して襲ってくることがあります。」
「毒蛇!」
「はい。ですから次の宿場までは申し訳ありませんがお相手できません。同じ街道でもミロスを過ぎたあたりからは大丈夫なのですが・・・・。」
レイは本当に申し訳なさそうだ。
「わかった。じゃミロスまで我慢するよ。」
昼間見たターニャやエミリアの色香で彼は内心むらむらしていたのだが、流石にそういう事情があるならと我慢することにした。
そして2人は焚火を囲んで眠りについた。

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