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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 53

ひとつ気になった大和はかすみに尋ねた。
「ねぇ、その塔って一体なんなの?」
「わからん…もう何百年も前からあったらしい。噂では伝説の王に贈られる物があるとか……。
とりあえず今はルカジマに急ごう!」
そう言ってサッサと迷いの森を歩くかすみとそれに続く大和達。
しばらく森の中を歩くと突然視界が開けた。迷いの森を抜けたのだ。
「ほら!あれが噂の塔だ。」
かすみが指差す方を見るとそこには天高くそびえ立つ塔があった。
「あの塔…夢で見た塔と似てる…」
大和が呟く。
「大和!言っておくがあの塔には行くなよ!あの塔の周りを囲んでる森は呪われていて私達でも道に迷うぐらいだからな!」と大和に釘をさすかすみ。
「王よ…。とりあえず今はフリードに行きましょう。あの塔はひとまず後回しに。」
かすみに同調するレイ。
「そうだね…まずはフリードに行かなくちゃいけないんだよね。」
「その前にルカジマだな。幸いお頭が書いた通行証があるし、ルカジマを抜けるのは楽だろうな。」「そうだね。よし!まずはルカジマを目指そう!」
こうしてひとまずルカジマを目指す事にした一行であった。
と、その時
「キャー!!!」
突然の悲鳴が4人の耳に飛び込んで来た。
悲鳴のしたほうを見ると魔法使いっぽいローブと三角帽子を被った女の子がゴリラ型のモンスターに襲われていた。
「助けないと!」
大和が言いながらガルドを抜き女の子を助けに向かう。
女の子の周りを見ると何体かのモンスターが転がっていた。おそらくモンスターの群れと戦っていたのだが途中で魔力が底をついたのだろう。
周りを囲まれ次第に行き場を失っていく女。
逃げ場を失った女にモンスターが爪を立てローブを切り裂いた。ローブの隙間から豊かな胸が露わになる。
そして魔物がとどめを刺そうとしたその時、
「やめろー!」
すんでのところで間に合った大和がガルドで魔物を切り裂いた。
残りの魔物が大和に狙いを定め襲いかかるが、後から来たレイ達が援護する。
大和とレイが剣で切り裂き、ジェンが素手で魔物を殴り、かすみが忍術で援護する。このコンビネーションにより10体近くいた魔物は一瞬で片づいた。
全滅したのを確認すると大和は女に声をかける。
「大丈夫ですか?」「は、はい…。助けていただいてありがとうございます。」女はそう言いながら胸を隠し立ち上がった。
「私はセリス。ルカジマにある魔法学校の生徒です。」

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