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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 49

そこには多数の忍者達の死体があった。そしてその中で1人たたずんでいる男。その男は全身黒ずくめの格好をしており両手に血まみれの短刀、顔は布で覆っていたが目元は出ておりその目はゾッとするほど冷たい瞳だった。
男は大和気づくと話しかけた。
「なんだ?貴様は?」
「僕は大和。この騒ぎはおまえの仕業か?」
精一杯力を入れて喋ったが内心はこの男の放つ殺気に怯えていた。
「ふん!貴様に用はない。それより虚空はどこだ?」
「虚空さんに何のようだ!」
「貴様には関係ない!邪魔するなら……死!」
そう言うと突然男が目の前から消えた。混乱する大和とガルド。
「どこ?どこ行ったの?」
その時……
「後ろだ……」
いきなり男が大和の後ろに現れた。
「死ね!」
男が短刀を大和に短刀を突き刺そうとした。
まさにその時
「シュウー!!」
いつの間にか起きていたかすみが男の後ろから斬りつけた。男は紙一重で避けるとそのままかすみと刃を交えた。
「シュウ!貴様!」「かすみか…ずいぶん成長したようだな」
見るとかすみは全裸のまま戦っていた。おそらく気がついてすぐに飛び出したのだろう。
「どうやら成長したのは体だけで頭は進歩してないようだな。」
「なんだと!この裏切り者め!」
激怒するかすみ。 「かすみ……どうだ?俺と行かないか?ハデス様の所に行けば全てが手にはいるんだぞ。」
「この恥知らずが!それでも次期頭領として育てられた男か?我が兄か?」
それを聞いていた大和が驚く。
「かすみとシュウが兄妹?」
シュウが叫んだ。
「妹だからこそ俺はおまえを殺したくないんだ!一緒に行こう!」
手を差し出すシュウ。
「ふざけるなー!」その手に向かって刀を振り下ろすかすみ。
しかしシュウはそれを素手で受け止めた。
驚くかすみにシュウが言い放つ。
「そうか……分かった……さよならだ!かすみ!」
いきなりシュウはかすみの腹に蹴りを喰らわせた。
「ぐはっ!!」
かすみは吹っ飛び民家に突っ込みそうになった。しかし…
「危ない!!」
間一髪大和が受け止めるがそのまま民家の壁に叩きつけられた。
「大和!大丈夫か?」
「う…うん。なんとか…」
その時、壁に叩きつけられた音によってレイとジェンが飛び起きた。
「王!何事ですか?」
「今の音は何?どうしたのよ、王様?」壊れた壁と倒れている大和と全裸のかすみ。2人にはよく分からない状況だがそこはガルドが説明した。
「つまりあいつの仕業ね!」
「王。かすみも。ここは私に任せてくれ!」
意気込む2人。
しかしシュウは
「ふん。いちいち相手するのは面倒だ。全員まとめて切り刻んでやろう!」
言い終わると短刀を構え4人に突進するシュウ。
その時だった。
「待て!!」
5人が声の方を見ると虚空が立っていた。
「シュウ!狙いは儂だろう?ならば儂が相手をしよう」

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