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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 5

「入りなさい」
ターニャの声とともに、一人のメイドが楚々とした動きで入ってきた。両手で丈夫そうな袋を一つ、丁寧に抱えている。その袋を見て大和は、 野球のボールくらいの袋か。ということは金貨かな? と思った。
「失礼いたします。」
メイドは3人の前のテーブルに静かに袋を置いた。
一礼してターニャの斜め後ろに下がり、たたずむ。
「ご覧ください。」
ターニャが袋の口紐を解くと果たして中には金貨が入っていた。
それを見たレイの顔つきが変わる。
大和は自殺しようとして、こちらの世界に来ているので、当然お金は持っていない。
レイもそんなにある訳ではないので、旅費の足しになればと軽い気持ちで報酬を要求したのだ。
大和にはまだ、この世界の貨幣価値は分からない。が、この金貨の装飾とレイの顔を見て、これが大金である事は感じ取った。
「レイ、そんなに大金なの?」
「え?ええ」
「盗賊に襲われてるのにすごいお金があるんだね」
ターニャの口の端がヒクリと動いた
「これだけのお金があったらもっと自警団を増やすことが出来たんじゃないか…な…」
お金から目を離しターニャを見ると、凍えるような微笑に大和は押し黙った
後先を考えずに思ったことを口にしてしまう
口は災いの元
いじめられる原因の一つでもあった
「このお金は町の全財産です。これで山賊がいなくなれば安いものです。どうかよろしくお願いします」ターニャは頭を下げて頼み込んだ。怪しいと思いながらも一度引き受けてしまったのを断るわけにはいかないのでしぶしぶと大和とレイは山賊退治に向かうことになった。
その夜、町の自警団が山賊のアジトへと向かった。自警団は約100人 山賊は約300人と大きな差があったが作戦は奇襲作戦だった。まず自警団が山賊の大半を誘き出す。そして人数の減ったアジトを大和達が襲い頭のリュウを倒すという作戦だ。
大和とレイはアジトを見下ろせる丘にいた。しばらく様子を見ていると大勢の山賊がアジトを出て町へ向かった。「レイ、どうやら引っかかったみたいだね」「はい。しかし油断はできません。まだ中には多くの山賊とリュウがいるのですから それにあの町長のターニャは怪しい感じです」「でも、町が襲われたのは事実だし山賊は許せないよ。さぁ行こう」と大和がアジトに向かおうとしたその時だった。「お前達では無理だ」突然背後から声がしとっさに身構える2人。そこにはTバックをはきマントを身にまとっただけの美女が立っていた。背は170前後で白い陶器のような肌と黒い髪 120はあろうかと思われるバスト まったく無駄な肉が無い腰

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