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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 37

「遅かったか……」悔しがるガルドであった。



「……う…うーん」目を開ける大和。
「あれ?ここは…」回りを見るとどこかの家のようだ。
横を見るとレイとジェンが並んで寝ている。
「ここは……どこ?」
必死で思いだそうとしても花畑から記憶が全くない。ひょっとしたら自分だけ寝てしまいレイとジェンが森の中で小屋を見つけそこで一夜を明かしたのかと思ったその時
「気がついたか?」声のした方を見ると扉に女が立っていた。
女は上半身に赤いビキニ、下は布でできているミニスカートを着ていた。
「全く…ちょっと頭に報告して戻って来て見りゃ花畑で熟睡中とはねぇ。」
女は腕組みをしながらブツブツ文句を言っていた。
「あの…あなたが助けてくれたんですか?ありがとうございます。」
礼を言う大和に対して女は
「ふん、礼なんかいらないよ。ほら!早く起きな!頭があんたらを待っているんだから!」
と言うとまだ寝ていたレイとジェンを叩き起こすと外に出ていった。
よく状況がわからないまま着いていく3人。
外に出るとすでに太陽は登り、周りの畑では男達が農作業をしていた。
とりあえず状況を把握するために3人は女の後についていくことにした。
「ここは…農村でしょうか?」
「迷いの森の中に村?聞いたことないよ〜。忍びの里は聞いたことあるけどあの人達、どうみても普通のオッサンじゃん」
「だけどあの女の人はただ者じゃないと思うけどなぁ」
3人で喋っていると突然の大声が聞こえた。
見ると大きな屋敷の前で女が手を振っていた。
「ちゃんとついてこいって言ったろ…。今から頭に会う。礼儀正しくしろよ。」女はそういうと屋敷に入っていった。
「何よ。ムカつく!」
「全くだ!あいつこそ礼儀正しくするべきだ!」
文句を言いながらもとりあえず屋敷に入る。
屋敷の中は広く女がいなければ迷子になってしまう広さであったが大和が驚いたのは屋敷の造りが和風だったことである「まるで日本の家みたいだ…」
やがて女はある部屋の前に跪くと中に向かって話した。
「かすみです。頭、連れて参りました」
「通せ。」
女は襖をあけ中に入り大和達も部屋に入った。
中では2人の人物が机でお茶を飲みながら大和達を待っていた。1人は人型状態で赤い鎧を着たガルド。そしてもう1人は着物姿で髪も髭も真っ白の老人であった。老人が大和に話しかける。
「待っていましたぞ。伝説の王殿。話しはガルドから聞きましたぞ」
どうやらガルドがすでに今までのいきさつを話していたようだ。
「儂はこの忍び集団風魔を束ねる虚空であります。そっちのくノ一はかすみですじゃ」
部屋の隅にいたかすみがぺこりと頭をさげる。

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