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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 33

大和は立ち上がるとレイとジェンを励ました。
最初は弱気だった彼女達も大和の言葉を聞き少しずつ自信をとりもどした。
「そうだね。あんな奴あたしがもっと強くなってぶっ飛ばしてやるよ!」
「王。自信が出てきました。ありがとうございます。」

そして翌朝3人は町の人達に見送られながら再びフリードへ向かった。
しかしフリードへ向かう途中の道が昨夜の雨で崖崩れのために通行不可能となっていた。
途方にくれる3人。「どうする?これじゃあ進めないよ。」「他に道はないの?レイ」
「残念ながら。私はフリードに行く道はこの道しか知らないのです」
面目ないという風にレイが答える。
その時大和が背中にさしていたガルドが反応した。
「道ならある。」
その声は大和だけでなくレイとジェンにも聞こえていた。
「本当なの?ガルド。」
尋ねる大和にガルドは
「この道を東にそれて迷いの森に入りなさい。その森を抜けるとルカジマという町があります。その町を北に行けばフリードですよ。」
ガルドの言葉に大和は喜んだ。これでフリードに行ける。
そう確信する大和に対してレイとジェンは顔が真っ青になる。
「迷いの森だと?あんな危険な所を通れというのか?」
「イヤだ!絶対イヤだ!あそこめちゃくちゃ危ないじゃん」
「なんで?迷いの森ってそんなに危ないの?」
「はい。迷いの森は一度入ったら最後二度と出ることが出来ないと言われている森です」
「それだけじゃないよ!王様!噂によると森の奥には忍びの里があって迷いこんだ奴らを食べちゃうんだって!」
聞けば聞くほど怪しい森なのは大和にも分かった。
「だけどフリードに行くには森を通らなきゃいけないんだ。2人共、行こう!」こうして大和達は迷いの森へと入って行った。
しばらくして。
周囲は一面の森。
「やれやれ・・・ずいぶんと深い森だね。」
「常人には出られないとされる森ですからね。」
「ガルド、このまままっすぐでいいの?」
「はい。ほとんど獣道ですが方向は今のままでよろしいでしょう。」
「本当だろうね?いまいちアンタのことは信用できないんだけど。」
「それについてはご安心ください。大和様の剣となった以上は誤った道へ導くことはありません。」
「まあまあ、ジェンも落ち着いて。」
「王よ、私からも質問が。」
「何?レイ。」

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