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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 263

まず全員が深く一礼して、立派な道服を纏った初老の男が口を開いた。
「ルカジマの皆様、ようこそお越しくださった。私はシルファール教団大僧正にしてメリツ修道院長を拝命しております、ロジモイと申します。そして彼は。」
壮年の男が口を開いた。
「アーデントと申します。シルファール教大司祭にございます。」
続いて美女が口を開いた。
「私の名前はルーナと申しまして、当院の教務長を拝命しております。そしてこの子達は、当院の修道女でアルフレド王家よりお預かりしております、レシアナ姫とラティア姫でございます。」
言われて、二人の美少女がルーナと共に頭を下げた。
そしてアーカートが返答した。
「我々を受け入れてくださり、まことにありがたき次第です。今後何かと迷惑をかけるとは思いますが、よろしくお願いいたします。」
そう言ってアーカートが再び一礼した。
「私はルカジマの臨時学園長を務めているアーカートと申します。そして…」
アーカートが後ろを振り向くと同時にティナとマルティールが一歩前に出た。
「未熟な私を補佐してくれているティナとマルティールです。ティナは、みなさんご存知だと思いますが、アルフレドの三大将軍の一角を務めていたほどの才女。マルティールは、亡き母の時からルカジマを支えてくれていた優秀な男です。」
ティナとマルティールが揃って一礼する。
「そして最後に……」
アーカートが大和に視線を向けると、その場にいた全員の視線が大和に集中した。
「彼は大和と言います。このルカジマを救ってくれた主役と言ってもいいでしょう。勇者と呼ぶにふさわしい少年ですよ。」
アーカートの誉め言葉に大和の顔がカーッと赤くなっていく。照れているのが一目で分かった。
「ほぉ。この少年が…」
ロジモイと名乗った初老の男が大和の前に歩み寄った。
「は、初めまして。橘 大和と言います。」緊張のせいか、少し声が高い。
「いい声だ。私はシルファール教の大僧正、ロジモイと申す。よろしく頼むぞ、少年。」
ロジモイが澄んだ目を大和に向けてきた。

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