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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 27

「むむ・・・・。って、お前何をやってるんだ!」
「まあ落ち着けって。元気な証を見せただけじゃんか。」
「ぐぐ・・・。夢の中のことは私にはわからないが、どうすればよいのだ・・。」
返り血を浴びた姿のまま考え込むレイ。
考え込むレイの横で、謎の剣を手にしたまま意識を失って倒れた大和。
ギンギンにそそり立った巨大ペ○スを、ジェンは握っていた。
「しっかし・・・硬いし太いし、それにこんな見事な笠。しかもタマもこんなに大きい。見てるだけで濡れてきそうな立派さだね。」
レイは真っ赤になっている。
「それは、た、確かに・・。」
「だろ?王にふさわしい立派さじゃないか。これだけ立派なら多少の試練は乗り越えるさ。王様はコレでアンタを落としたんだろ?」
「う・・・。王は立派なものをお持ちだ。単に・・・出し入れするだけでもすごく・・・」
「ああ・・・・そうだろう・・・・こんな綺麗な男の子がこんなすばらしいモノを持って・・・・・・ほとんど反則じゃねえか・・・。」
いつしかジェンも上気して、巨大○ニスをゆったりとこすっている。
自身も真っ赤なまま、レイは苦言を呈する。
「お前、自分で『王は候補に選ばれた』と言ったではないか。その言を信じるなら試練を受けておられるか、下手すると精神を囚われているかもしれないのだぞ。お体に勝手なことをしてどうするんだ。」



さてその頃、大和は。
辺りは一面の荒野。どこまでも広がる荒野。
ちらほらと岩があり、それよりすくなくちらほらと、低木。
空の上では風がびゅうびゅう。だけど彼の周りは無風。
空の上に吹く風が、音だけを彼に伝える。
太陽は見えなくて、空は晴れて明るくて。
人無き荒野に彼一人。
あてどなく歩く。

「どこなんだろう・・ここは・・。」
剣を握った途端意識をなくした。目覚めてみれば砂地の上。
手にはあの剣はなく、ここがどこか目印もなし。
大和はあてどなく歩いていた。
「ん?」
しばらく荒野を歩いた。
砂と岩の大地。青く澄み、太陽も無く輝く空。
その地平に、紅い点が見えた。
なんだか怖いけど、ともかくも行ってみよう。
紅い点を目指して歩く。
どれだけ歩いたのか。周りはいつまでも木砂岩。
ようやく近づいた紅い点は、人の形をしていた。
否、血のような赤の鎧に身を包んだ、騎士だった。
紅い兜はバイザーを下げ、顔を見せない。
その後ろには小さな岩山。
「ようやく現れたな。少年。」
「えっ?」
意外にも騎士が発したのは、どこか古風な響きの澄んだ女性の声だった。

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