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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 244

「…お前を……殺す!」
エミリアが鋭い目つきでハディストを睨みながらいった。
「私を殺すか。……笑えない冗談だな。……おっと、忘れていた!そんなことより面白い物を持って帰ってきたぞ」
エミリアの相手を射るような殺気を無視し、ハディストは背後の馬車の中から1人の全裸の少女を無理やり引きずり出してきた。
年は10歳ぐらいだろうか。ツインテールの紫髪と透き通るような白い肌が特徴の美少女だった。幼い顔に似合わず胸も豊かで腰もキュッとくびれており、体から妖しい雰囲気を漂わせている。
「村を襲った帰りに見つけたのだ。どうだ、こんな幼い顔付きでこの肉体とは、どんな発育をしているのだ?ロリコンが見たら涎を垂らしそうだぞ」
ハディストが嫌がる少女の胸を鷲掴みする。ハディストの手の中で、少女の爆乳が形を変える姿は圧巻としか言いようがない。
「その子を離せ!」エミリアが叫んだ。
「嫌だと言ったら…どうなるのかな?」
ハディストが少女の胸を揉みながら言った。
「…地獄に落ちろ!」
瞬間、エミリアが動いた。刀を横に構えながら一瞬でハディストに近づく。
しかし、ハディストも一筋縄ではいかない。
彼は少女を横に突き飛ばすと、腰に差していた短剣を抜き、防御の構えをとる。
カキンッ!!
金属がぶつかり合う高い音が響き渡る。
エミリアは刀を引くと、今度は頭上に構え、刀を一気に振り降ろした。
ハディストは、それを体全体を少し横にズラして避ける。
「ほう……。少しはやるな。……そういえば君とは1年以上の仲だが、まだ君の名前を聞いていなかったな。」
この状況でも、ハディストは薄気味悪い笑みを浮かべている。
「教える名など持っていない。・・・ただこれだけは覚えておけ、貴様の殺したエミアは私の母だ・・・!」
長剣を構えるとじりじりとハディストとの間を詰めていく。
「ほう、あの女か。惜しいことをした。調教すれば、いい女になったのに。」
エミリアの体から力が抜けていく。
「貴様ぁぁぁ!!」
激情したエミリアの体から出た闘気で風が起きる。


その闘気の迫力に、ハディストの後ろで待機していた子分達が一斉に後ずさりし始めた。
「覚悟しろ、ハディスト!」
瞬間、エミリアが動いた。先程とは比べ物にならないぐらいの速さとパワーで長刀を振るう。
ビュン!ビュン!ビュン!
エミリアの長刀が空間を斬り裂く度に、突風が巻き起こる。
「ハァーーーーーーーー!!!」
エミリアの雄叫びがフロア中に響き渡った。

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