PiPi's World 投稿小説

気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 23
 25
の最後へ

気弱な少年とセクシーな仲間達 25

男の目が語る
「俺を解き放て!この鎖を砕け!」
大和は手を伸ばして鎖に触れようとすると、手前で空を握った
(あれ?)
近づいて触ろうとすると空を握るのを繰り返す
ムっとしてムキになって飛びつこうとした
「鬱陶しい!」
剣から響いた声“ガルド”の声が辺りに響き、大和は鎖から放たれた衝撃波に吹き飛ばされた
気付くと床にしたたかに体を叩きつけられた
目の前ではジェンとミュウが取っ組み合い、廊下ではレイと兵士が斬り合っていた
すぐ側にミュウの剣のレンズの様な赤い水晶が怪しく明滅している
大和は手を伸ばし掴もうとしたが、吹き飛ばされた痛みを思い出し触れなかった
辺りを見回すとミュウが脱いだ甲冑の兜が転がっていた
それを拾うと頂点の尖った部分で水晶を叩く
二度・三度
なかなか割れない水晶にムキになるとミュウの蹴りが兜を振り上げた大和の脇に入り吹っ飛ばされる
「お前の相手はアタシだぁ!!」
ジェンはミュウに体当たりを見舞った
「小娘が!この私の力を思い知れ!」
ミュウが何か呪文を唱えると外を降っていた雨が突然窓のガラスを割り入ってきてミュウの体にまとわりついて瞬く間に水は剣と鎧に変わった。
「死ね!」
叫ぶと同時にミュウは2人に襲いかかった。
2人は必死に避け、すきをみて反撃するがジェンの拳でも大和の剣でもミュウの鎧はびくともしなかった。
「きさまらの攻撃なんてこの私にはきかない!」
ミュウの剣がとうとう大和の右腕を捕らえた。痛みのあまり剣を落とし倒れる大和。
そのスキを逃さずミュウは大和にとどめを刺そうとした。
しかしとっさにジェンがミュウに体当たりをかましてミュウを吹っ飛ばすがジェンも衝撃で床に転がった。
「よくも邪魔を!おまえから死ねぇ!」すぐに起き上がったミュウがジェンに襲いかかる。
「ジェン!」
大和も左手で剣を握りジェンを助けようとしたが間に合わない。
しかしミュウの剣がジェンに振りおろされる直前に別の剣がミュウの腕に突き刺さった。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す