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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 221

「2人共、わかったか?」
折しもアーカートから作戦の内容の説明が終わった直後であった。
「このままでは、ジェンが殺される。私はジェンを助けに行く!」
「ダメだ。セリス1人では、作戦は遂行できない。悔しいが、作戦には2人の人材がどうしても必要なのだ」
「では、ジェンは?」
「悔しいが、彼女には、もう少し耐えてもらうしかない」
「そんな…」
目の前では、満身創痍のジェンが、殺されようとしている。それを見捨てる事は、2人にはどうしても出来なかった。
「くそっ、一体どうすれば…」
仲間か?作戦か?
どっちを取れば良いか分からず、かすみが天を仰いだその時だった。
「お困りのようね?くノ一さん?」
突然、女の声がした。とっさに武器を構え、声のした方を向いたかすみ。
そこにいたのは、金髪のポニーテールの美女であった。手には槍を持っている。
「私はモルティラニア。よろしくね、皆さん。」
挨拶した後、モルティラニアはチラッと視線を動かしてベリアルを見た。
「げっ!ベリアルじゃん。あんた達、八星将軍と戦ってたの?普通は逃げるでしょ、アイツ等見たら…」
モルティラニアが感心した様子で言った。

「何だ小娘!埋めるぞ!」
ベリアルが叫ぶ。
「さすがはタチバナ ヤマトの従者ってところかしら?とにかく加勢するわよ!!」
そのまま言い切るとモルティラニアは槍を手に踊りかかった!
「たあっ!」
「ぬっ!」
モルティラニアの槍は、稲妻の速さでベリアルの腹を突く!
一撃、二撃・・・。
次々に繰り出される彼女の槍を、必死にしのぐベリアル。
瀕死のジェンに引導を渡す暇もないようだ。そんなジェンにシホが駆け寄り、回復呪文を唱える。
「ジェンさん!?大丈夫ですか?しっかりしてください!!今、治しますから」      シホの手が光り始め、ジェンの体の傷を癒していく。「ありがとう、シホ。おかげで助かったよ」すっかり傷の癒えたジェンはシホにお礼を言い、モルティラニアと戦っているベリアルに向かって行く。一方、モルティラニアとベリアルは死闘を繰り広げていた。

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