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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 21

レイは耳を疑った。「なんだと!その話は本当か?」
興奮するレイに対してジェンは呆れたように言う
「本当に知らないんだ。もう一年になるね。魔王ハデスと
サルマンの同盟成立から」
驚く大和とレイ。 それもそのはず大和はつい最近この世界にやってきたばかりだしレイは山ごもりをしていたから情報はまったく入ってこなかったからだ。
ジェンは話を続ける。
「本当はその同盟 サルマンの側近になった三虎将軍のデュランがとりまとめたんだ。サルマンは頭悪いからその同盟の協定を確認せず手を結んだんだ。」
「その協定とは?」レイが聞くがジェンは
「知らない。だけど同盟成立してからというものカイル軍は劣勢。三虎将軍の1人マックスも行方不明だからね。よほど強いんだねぇ。魔王軍は」
あまりに衝撃的な事に驚く大和とレイだったが突然の悲鳴に意識を現実に戻す。
広場で男が1人倒れていた。そばには剣を持ったミュウ。
どうやら娘を差し出すのを拒んだ男が見せしめに処刑されたらしい。
「とにかく町の人を助けないと!」
大和が言うがジェンは冷静に答える。
「王様、気持ちは分かるけどそいつは難しいよ。向こうはざっと約100人、こっちは私たち3人。勝ち目はないよ。」レイもジェンに同意する。
「王よ。残念ながらジェンの言うとおりです。」
大和は唇をかみしめた。
確かに勝ち目はない。しかし大和には町の人達を見捨てることはできなかった。「なにか方法があるはずだ。絶対なにかあるはずなんだ」
その様子を見ていたジェンは笑いながら言った。
「王様。結構いい奴だね。いいよ、私も手伝うよ。」
レイも微笑みながら「私は王が命ずるままに行動します。町の人を助けろと言われたら私は町の人を助けます」
「2人ともありがとう」
大和は泣きながら言った。
「だけど正面から行ったら勝ち目はないよ。行くんなら奇襲だね」
「しかしあまり時間はかけられない。なんとかミュウを1人に出来たらいいんだけど・・・」
レイとジェンが作戦について話していると突然雨が降り始めた。

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