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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 20

「そうそう。このジェン様がこんなおばさんに負けるわけがないですよ王様。」2人は同時に言い終わるとお互いをにらみ合ったかと思えば突然ものすごい速さで丘へと向かって走った。
1人残された大和も慌てて後を追うのであった。
大和がミロス近くの丘にたどり着いた時には2人はすでに戦っていたが大和は2人の戦いに息を呑んだ。
レイの実力は大和は十分知っていたがジェンはそのレイとほぼ互角に渡り合っていた。
レイは剣を振り回しジェンに攻撃を仕掛けるがジェンはその剣を巧みによけ打撃でレイを攻める。
「この格闘女。強い!」
「このデカパイ女。強い!」
2人は互いに手の内を見せずそのまま二時間以上戦っていた。
しかしその膠着状態に先に仕掛けたのはジェンだった。
レイの薙払いを紙一重でかわしたジェンの拳が突然炎に包まれた。
「秘技 炎龍拳!」レイはとっさに身構えるが間に合わずジェンの拳をまともにくらい吹っ飛んだ。そこにジェンがとどめを刺そうとしたその時だった。
ドォーーーーーン
突然の爆発音に倒れていたレイも攻撃しようとしたジェンもジェンを止めようとした大和も一斉に音のした方向を見た。
見るとミロスの町が軍隊によって焼き払われていた。
逃げようとする人々が見える。
大和は2人に叫んだ。
「助けに行こう!決闘をしてる場合じゃない!」
そう叫ぶと大和は町に走った。
「勝負は引き分けだな。」
レイもそう言うと大和を追った。
1人残されたジェンは
「ずるーーい。私が勝ったじゃんかー」と叫び2人を追った。

大和達が町についたときはすでに建物は崩れ落ち町民達が町の広場に集められていた。
周りを囲む兵士達の中にいた馬に乗った指揮官らしい女が叫ぶ。
「よく聞け!私は魔王軍八星将軍の1人水の王フリーザ様の家臣ミュウ!この町は今までカイル領だったが以後サルマン領として扱う!」
町民の顔に絶望の色が見え始めた。
「したがってこの町も王に献上する若い女を出して貰う!」それを聞いた女達は顔を青ざめ泣き始める。
その様子を陰で見ていた大和達だったがふとレイが疑問を口にする。
「なぜ魔王軍が占拠した町をサルマン領にするのだ?」
レイのこの疑問はジェンにより簡単に解き明かされた。
「あんた知らないのかい?サルマン軍は魔王と同盟したんだよ。」

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